藤原大祐×奥平大兼×宮世琉弥、『恋する母たち』のフレッシュな注目株 息子たちの行方はいかに?

 木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が、イケない恋の深みにハマる金曜ドラマ『恋する母たち』(TBS系)。危険な関係に揺れる3人の母たちと共に目が離せないのが、3人の息子たちを演じる藤原大祐、奥平大兼、宮世琉弥。今年度で17歳を迎える同学年の彼らは、ともに役者道を走り出したばかりのフレッシュな注目株だ。

藤原大祐(ふじわら たいゆ)

 石渡杏(木村佳乃)の息子・研を演じるのは藤原大祐。研は、家族を置いて失踪した父を憎みながらも、母の幸せを願う心優しい青年。ピュアでまっすぐな研だけに、杏と斉木(小泉孝太郎)の仲を知り「キモいよ」と言い放つ姿には、胸がギュッと締め付けられた。その後、置き手紙を残して家を出た研だったが、なんとか誤解が解けて帰宅。とはいえ杏とは複雑な関係が続いており、ふたたび微笑ましい母子関係に戻ってほしいと願うばかりだ。

 藤原は、中学時代に竹下通り片道で4回スカウトされた過去を持つ生粋の美少年。「栄光ゼミナール」の広告を見て、「この可愛すぎる少年は誰!?」と思わず検索したのは、きっと筆者だけではないはず。最近では、『おじさんはカワイイものがお好き。』(読売テレビ・日本テレビ系)に主人公・小路三貴(眞島秀和)の甥・仁井真純役で出演し、その愛らしさが話題に。まるで少女漫画から飛び出してきたかのようなクリクリとした瞳と溢れ出る純粋さは、“カワイイ”がキーワードの物語にぴたりとマッチし、物語を華やかに彩った。

 特技はジャズピアノと英会話、また『恋する母たち』の制作発表会見に、ピシッと足を揃えて姿勢よく臨む姿も印象的だった藤原。上品さと天使のような笑顔を武器に、今後も様々な役柄を通して、視聴者の心を癒やしてくれるに違いない。

奥平大兼(おくだいら だいけん)

 部下・赤坂(磯村勇斗)とのキスシーンを、夫・シゲオ(矢作兼)が目撃するという鳥肌モノの修羅場を迎えた林優子(吉田羊)の息子・大介を演じるのは奥平大兼。第5話では、シゲオと血縁関係がないことが明らかとなり、さらには優子に「石渡研が好きなんだ」と打ち明けるという衝撃の展開へ。研から離れるために与論島に向かった大介だが、自分の感情を受け入れてくれた母にこぼした柔らかい笑顔に、なんだかホッとした。

 奥平は、今年7月に公開された長澤まさみ主演映画『MOTHER マザー』で役者デビューしたばかりの新星。同作では、自堕落な母親に振り回されながらも、共依存から抜け出せない少年の心情を、目付き、息づかい、些細な仕草、歩き方など、体すべてで表現した。デビュー作とは思えない圧倒的な芝居を見せ、制作発表記者会見では今回、母親役を演じる吉田に「すごい人が出てきたと本当に感動した」と言わしめた逸材。本作でも、息子にどう接していいかわからない母親との微妙な距離感を自然体で作り上げている。

 奥平の魅力は、17歳とは思えない大人っぽさと、どこかミステリアスな雰囲気。そしてなにより、そこに居るだけで画が引き締まるような抜群の存在感。演技力は確かなだけに、ここからどんな役者へと進化を遂げるのか、楽しみでたまらない。