『ノッティングヒルの洋菓子店』本編映像 色とりどりのお菓子が準備されたオープン初日の様子が

『ノッティングヒルの洋菓子店』本編映像

 12月4日に公開される映画『ノッティングヒルの洋菓子店』の本編映像が公開された。

 本作は、お菓子作りが大好きで、ドイツ出身・ノッティングヒル在住のエリザ・シュローダーが、自らの原案で初の長編監督作として手がけた人間ドラマ。シュローダー監督は、「多様な文化を持つるつぼとしてのロンドンを映し出す映画を作りたい」という思いで、製作にも名を連ねている。

 舞台は、ロンドンのノッティングヒル。名店で修行を積んだパティシエのサラと親友のイザベラの2人は、長年の夢だった自分たちの店をオープンすることに。ところが事故でサラが急死。夢を諦めきれないイザベラとサラの娘クラリッサは、絶縁していたサラの母ミミを巻き込んで、パティシエ不在のまま開店に向けて走り出す。そんな3人の前に現れたのは、ミシュラン二つ星のレストランで活躍するスターシェフのマシュー。20年前、ガールフレンドだったサラから逃げた過去を持つ彼は、あることを償うためにパティシエに応募してきた。

映画『ノッティングヒルの洋菓子店』予告編

 公開された本編映像では、お店の開店初日のバタバタしつつも希望にあふれる準備中の風景が切り取られている。亡きサラの意思を継いでノッティングヒルに夢の洋菓子店をオープンさせた、ミミ(サラの母)、イザベラ(サラの親友)、クラリッサ(サラの娘)、マシュー(パティシエ)。腕利きのシェフによる彩り豊かなマカロンやコーヒーエクレア、シュークリーム、フレジエなどの美味しそうなスイーツたちが並べられている。

 また、本作をいち早く鑑賞した、俳優の的場浩二や、翻訳家の鴻巣友季子をはじめ、有名シェフや有名焼き菓子店からコメントが寄せられた。

コメント

的場浩司(俳優)

色とりどりのキラキラ美しいスイーツ! どんな味だろうかと想像しながら楽しんで観ました。日本初のケーキがキーポイントになるのも嬉しいね! 僕も<ラブ・サラ>に行ってみたいな。

鴻巣友季子(翻訳家)

各国の郷里のお菓子が眼福そのもの。気取らず、飾らず、でも滋味がたっぷり。この映画もそんなお菓子のようです。

小山進(パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ)

ロンドンという国際的な都市に集まる多国籍な人々が心から何を求めているか、そこに着目したお母さんの視点はさすが。「自分のお店の役割は何なのか」と、私も同じことを考えると思います。そうして、皆で力を合わせてそれぞれが懐かしさを感じるお菓子を創りはじめ、お店が盛り上がっていくシーンが印象的でした。

土屋公二(テオブロマ オーナーシェフ)

イギリス菓子がたくさんお店に並ぶのかと思っていたら、世界各国、そして日本のあのお菓子まで出てくるなんて! 次は何のお菓子を作るのか、ワクワクしました。僕が<ラブ・サラ>のパティシエだったら何を作ろうかな?

小谷実由(モデル)

人々の思い出に寄り添うようなゆるやかで暖かな映画でした。
こんなお店が近くに欲しい!

This is パン 吉田結衣(芸人)

失った時間や大切な物はもう取り戻せないけれど、そこからどうにでもやり直せる事を教えてくれる優しい愛と甘いお菓子に包まれた幸福感しかない映画でした!

Goma(料理創作ユニット)

「今いちばん食べたいお菓子」ってなんだろう?観終わった後、自分の心に問いかけた。お菓子の喜びは、心の中の幸せの記憶からやってきてるのかもしれない。そんなことをぼんやり考えながら、気がついたらケーキ屋に駆けこんでたのは事実です。

加藤里名(菓子研究家)

様々な国の料理を柔軟に受け入れるオットレンギの魅力が存分に反映され、今のロンドンの食文化の多様性を感じるオットレンギファン必見な作品です。街の風景や美味しそうなお菓子からもロンドンを旅した気分になりました。

Lazy Daisy Bakely/御茶ノ水

ロンドンの「今」がギュッと詰まったお菓子屋さんの、ほろ苦く甘く酸っぱくスパイシーな物語。たくさんのお菓子とともに楽しんで!

nécoya BAKESTAND/東尾久

お店がどんどん造られていく様や、色とりどりのスイーツが並べられお客様が来店されるシーンはとてもワクワクしました。

Chirimulo/代官山

お店を始めたときのワクワクを思いださせてくれ、大切な人のために、どんな形であろうとお店のために尽くせるのは幸せなこと。

ドーナツもり/神楽坂

美味しお菓子とコーヒーを片手に見ないと途中で映画を止めて買いに行くことになるかも。
作品に登場するお菓子はどれも舌鼓してしまいます。
お菓子屋の開業を考えてる人には必見。お菓子が大好きな人には幸せな時間を提供してくれるそんな映画です。

Kies/西荻窪

様々な想いが詰まった映画。思い出す温かな故郷の味と家族。カフェが繋ぐ想い。華やかなお菓子とイギリスらしいインテリアも必見!

オクサワ・ファクトリー・コーヒー・アンド・ベイクス/奥沢

突然の悲しい別れ。観始めは心寂しくもそれぞれの想いは”愛が詰まったお菓子”と共にそれぞれの愛へ向かう姿が次第に心温まる作品でした。

シモキタシマイ/下北沢

ノッティングヒルの美しい街風景に散らばる4人の感情に想いを巡らせる100分間。誰もが持つ思い出の味覚はいつまでも心に記憶されることを再確認しました。

菓子工房ルスルス/浅草

落ち着いた色合いの郷土菓子が美味しそう。失ったものを埋めるように集まった4人の“ベーカリー”が醸し出す空気はとても温かく、私たちもそんな店づくりができたら最高です。

焼き菓子の店 Filica/緑が丘

悲しい現実から始まるストーリーでしたが、映画を見終わるととてもあたたかい気持ちになりました。亡くなったサラの想いをただ引き継ぐだけではお店は流行らない、どんな方法でお客さんを惹きつければいいか……洋菓子店の経営を機に、それぞれ4人の主人公が自らの目標や思いに最終的にまっすぐ向き合えるようになる、スイーツだけにフォーカスしていない、ハートフルな映画でした。

スリーティアーズ/目黒

ロンドン屈指のベーカリー&デリ「オットレンギ」が全面協力と聞けばスイーツ好きはもう降参。映画のなかに登場するお菓子を見てだけで幸せな気持ちになれます!

THE SALOON/代々木上原

女性の強さと温かさが感じられる映画。いますぐロンドンに行って小さいベーカリーを巡りたい! そんな気持ちになりました。

焼菓子工務店/白楽

店を出した時の不安な気持ちと期待する気持ち、それがとても伝わり、途中からずっと応援しながら観ていました。

Berry's Tea Room/浜田山

次々と登場するカラフルなお菓子たちを見るだけで、ワクワクします。ノッティングヒルの街並や店内の匂いを感じられるような映像で、こんな時にこそ、観たい映画です。

モーニングトン・クレセント/赤羽橋

ロンドンの国際的な雰囲気が味わえる映画! ケーキ屋さんがいろんな国の郷土菓子を作ってあげたら、お客さんの喜びが素敵でした。やっぱり懐かしい食べ物は感動的だなぁと思いました(ハート)

Tiny Tria Tearoom/人形町

冒頭のテムズにかかるタワーブリッジの俯瞰でハートをギュッと掴まれ、荒れた空き店舗が魅力的なベイクショップに生まれ変わる過程に自分が小さな店をオープンした時のことを重ねて心が震えました! 

■公開情報
『ノッティングヒルの洋菓子店』
12月4日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
出演:セリア・イムリー、シャノン・ターベット、シェリー・コン、ルパート・ぺンリー=ジョーンズ
監督:エリザ・シュローダー
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
イギリス映画/英語/2020年/98分/デジタル5.1ch/ビスタ/原題:Love Sarah/日本語字幕:松浦美奈
(c)FEMME FILMS 2019
公式サイト:nottinghill-movie.com

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