三木眞一郎、恒松あゆみ、日村勇紀ら豪華ゲストが『エール』ラジオドラマ『君の名は』制作に結集

 裕一(窪田正孝)は池田(北村有起哉)とともに、後に伝説的ラジオドラマとして語り継がれる作品『君の名は』の制作に取り組む。主人公の男女が何度も何度も擦れ違う恋愛ドラマに日本中が熱狂することになるのだが、その裏にはさまざまなハプニングが隠されていた。NHKの連続テレビ小説『エール』が第23週の初日を迎え、『君の名は』の制作に携わるキャラクターに注目が集まる回となった。

 まず注目を集めていたのは、ラジオドラマ『君の名は』の春樹と真知子を演じた声優の三木眞一郎と恒松あゆみ。語り部を担当するアナウンサー役も、声優の尾田木美衣が演じていた。『エール』の“語り”を担当する津田健次郎をはじめ、名だたる声優陣が出演する回となり、SNS上では「出演しててびっくり。」「声優さんが声優さん役で出演する朝ドラ」と彼らの出演に驚く声や、彼らが共演したアニメ作品を思い浮かべたなどの声が挙がっていた。彼らの出演に驚いたのは声優ファンだけではない。同じく人気声優の緒方恵美も自身のTwitterで「朝ジョグから帰宅してテレビをつけたらいきなり三木眞一郎と恒松あゆみちゃんが出てきてびっくりした朝!(笑) #エール」と発信していた。

 そしてもう一人、忘れてはならないのが、土曜日放送の総集編で解説を担当する“朝ドラおじさん”ことバナナマン日村勇紀の出演だ。日村はNHKの音響効果担当・春日部を演じている。本編ではオープニングテーマが流れた後、『君の名は』の収録風景で三木、恒松、尾田木らが映った後、東京大空襲の音を作る日村の姿が映った。ゲストとしてほんの短い時間登場するカメオ出演かと思いきや、その後、池田のラジオドラマに四苦八苦しながら効果音を作るさまが描かれる。ラジオドラマのト書きを読み「どうやって表現すんだよ、これ。何だよ、全くさ〜!」と愚痴をこぼしたり、裕一が出した効果音のアイデアに「あるかも…うん、あるかも!」と調子を上げたりする姿はコミカルにも映るが、日村のイキイキとした演技は仕事に励む人々の熱意も伝える。制作の裏側の苦労とやりがいを感じられ、とても魅力的だった。彼の出演に対する視聴者の声は「てっきりチョイ役と思っていたのにがっつり出ていたのでビックリ」「音響日村さん良かった。また出て欲しい!」と評判だった。

 物語終盤、池田は裕一に「俺たちの作品だろ」と声をかけていた。“俺たち”に含まれるのは池田と裕一だけではないだろう。出演陣への注目度もさることながら、制作に携わる人々への敬意を感じる回だった。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
連続テレビ小説『エール』
2020年3月30日(月)~11月28日(土)予定(全120回)
※9月14日(月)より放送再開
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:窪田正孝、二階堂ふみ、中村蒼、山崎育三郎、森七菜、岡部大、薬師丸ひろ子ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/yell/