宮崎吾朗監督作『アーヤと魔女』12月30日放送決定 主人公はオーディションで選ばれた平澤宏々路

 宮崎吾朗監督の最新作『アーヤと魔女』が、12月30日にNHK総合で放送されることが決定。あわせて、声優キャストが発表された。

 本作は、宮崎駿が企画を務めた、スタジオジブリとしては初の全編3DCG制作となる長編アニメーション。自分が魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、ある日、奇妙な家に引き取られ、そこで意地悪な魔女と暮らすことになったことから始まる物語を描く。今年6月にカンヌ国際映画祭が発表した「オフィシャルセレクション2020」56作品の1作として(アニメーション映画は4作が選ばれ、そのうちの1作)選ばれており、世界からも注目を集めている。

 主人公アーヤ役にはオーディションで選ばれた平澤宏々路が抜擢されたほか、寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳が声優として参加する。

 『ゲド戦記』『コクリコ坂から』でも劇中で印象的な挿入曲を使ってきた宮崎吾朗監督。本作でもこだわりの劇中歌を、劇伴音楽を担当する武部聡志が率いるスペシャルユニットが演奏している。Twitterのフォロワー数が1000万超というインドネシアで国民的に人気を誇るシンガーソングライター兼俳優のシェリナ・ムナフが歌唱を担当。ギターをGLIM SPANKYの亀本寛貴、ベースをMrs. GREEN APPLEの高野清宗、ドラムをシシド・カフカ、キーボードを武部聡志がそれぞれ担当している。

 また、関連番組として、宮崎吾朗監督が初めて手がけたテレビシリーズで、2016年に第4回国際エミー賞・子どもアニメーション部門(部門最優秀賞)を受賞した『山賊の娘ローニャ』全26話が、前後編で再編集して放送されることも決定した。

コメント

寺島しのぶ(ベラ・ヤーガ役)

人生初めてのアニメの声優で、スタジオジブリさんの作品に参加させていただけるなんて夢のような体験でした。どんな環境に置かれても見事に逞しく生きていくアーヤの姿は今この時期の私たちに、必ず勇気と希望を感じさせてくれることでしょう。

豊川悦司(マンドレーク役)

アーヤと魔女。憧れのジブリ作品にやっと呼んでいただきました。初の声優にドキドキでした。最初のセリフを口にした途端、ワクワクが止まらなくなりました。オトナのような君達へ、コドモのようなあなた達へ、今だからこそ、より愛したくなる素敵な(クリスマス)プレゼントになりました。どうか受け取ってくださいね!

濱田岳(トーマス役)

憧れのジブリ作品に参加させて頂き、まるで夢のような時間でした。アーヤのどんな境遇も受け入れ、顔を上げて突き進む姿に勇気をもらい、笑顔にしてもらい、黒猫の僕に何が出来るかわかりませんが、独り立ち出来るまで、ずっとそばに居ようと思います。

平澤宏々路(アーヤ役)

アーヤ役の声優を務めさせて頂きました平澤宏々路です!
オーディションの時は『合格するのは難しいかもしれないな』と思っていたので、アーヤの声優に選ばれたと聞いたときは本当に嬉しかったです!スタジオジブリには歴代のジブリの作品が沢山飾ってあって、本当にジブリの作品に参加できるのだと実感し、ワクワクしました!
この素直な感情をそのまま伝えられるといいなと、思いながら収録させていただきました。強くて明るい、少し生意気だけど憎めない、そんなアーヤを楽しんでいただけたらなと思っています! 皆さんの『ココロ』に響きますように!

宮崎吾朗(監督)

今、僕たちの国では、大人ばかりが多くて、子どもの数が少ないです。
その少ない数で沢山の大人を相手にしなければいけないから、今の子どもたちは大変だろうな。
そんなことを考えているときに僕はアーヤに出会いました。そして、「そうか、そうすりゃ良いのか!」と思ったのでした。
アーヤが面倒くさい大人たちを相手にどうするか? それはどうか『アーヤと魔女』をご覧になってください。
憎たらしいけど、可愛い僕らのアーヤが、子どもたちを勇気づけ、大人たちを元気づけてくれることを、心から願っています。

鈴木敏夫(プロデューサー)

コロナの後、世界はどうなるのか? それが現在、いろんな人の一番大きな関心事です。映画やテレビだって、それを避けて通ることは出来ません。『アーヤ』は、コロナ後に堪えられる作品なのか? ラッシュを見ながら、ぼくは何度も考えました。
そして、この作品の大きな特徴は、アーヤの賢さだと気づきました。賢ささえあれば、どんな時代も乗り越えられる。そう思ったとき、安堵を覚えました。
『長くつ下のピッピ』が世界一強い女の子なら、『アーヤ』は世界一賢い女の子の物語です。憎たらしいけど、何故か可愛いアーヤ。いろんな人に愛されることを願っています。
ちなみに、アーヤは誰かに似ていると思ったら、この作品の監督である吾朗君そのものでした。それを指摘すると、吾朗君は照れ臭そうに、はにかんでいました。

※高野清宗の「高」は正式にははしごだか

■放送情報
『アーヤと魔女』
NHK総合にて、12月30日(水)19:30〜20:52放送
声の出演:寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路
企画:宮崎駿
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『アーヤと魔女』(田中薫子訳)
脚本:丹羽圭子、郡司絵美
キャラクター・舞台設定原案:佐竹美保
音楽:武部聡志
音響演出:笠松広司
アフレコ演出:木村絵理子
キャラクターデザイン:近藤勝也
CGスーパーバイザー:中村幸憲
アニメーションディレクター:タン セリ
背景:武内裕季
アニメーションプロデューサー:森下健太郎
プロデューサー:鈴木敏夫
制作統括:吉國勲、土橋圭介、星野康二
監督:宮崎吾朗
制作・著作:NHK、NHKエンタープライズ、スタジオジブリ
(c)2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

■関連番組
『山賊の娘ローニャ』総集編
前編:NHK総合にて、12月19日(土)17:00〜17:58放送
後編:NHK総合にて、12月20日(日)17:00〜17:58放送

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