ベティ・ギルピン演じる主人公が徹底的に相手を狩る 『ザ・ハント』本編映像公開

 10月30日公開の映画『ザ・ハント』より、本編映像が公開された。

 本作は、富裕層が娯楽として人間狩りを行うというその過激で残忍な描写も含め、政治的陰謀論のはびこるアメリカ社会への痛烈な風刺から全米で物議を醸し、一度は公開中止に追い込まれたサバイバル・アクション。

 狩られる側として恐怖に突き落とされる“庶民階級”を『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』のベティ・ギルピンが演じるほか、『ミリオンダラー・ベイビー』のヒラリー・スワンク、『パロアルト・ストーリー』のエマ・ロバーツらが出演。『ゲット・アウト』や『パージ』シリーズを手がける、ブラムハウス・プロダクションズを牽引するジェイソン・ブラムが製作を務め、『コンプライアンス 服従の心理』『死の谷間』のクレイグ・ゾベルが監督を務めた。

映画『ザ・ハント』本編映像

 公開された本編映像は、クリスタル(ベティ・ギルピン)が同じ“獲物”として連行されてきた中年男とともに森を抜け出し、道中で出会ったスーツ姿の小太りの男の運転でどこかへ向かうシーンを捉えたもの。

 助けを借りれたと思ったのも束の間、「私は決して犠牲者を非難しないが……理由があるはず」と小太り男が軽率な発言をしたことで車内の空気が一変、クリスタルのキックにより小太りの男は外に放り出される。さらに、クリスタルは、横たわる男めがけて車をバックでぐんぐんスピードを上げていくのだった。

 ストイックに、着実かつ論理的に狩る側を追い、知性と体躯を兼ね備えたクリスタルを演じたギルピンは、2か月間のトレーニングを受けたそうで、「スタントコーディネーターが訓練のために海兵隊を呼んできた。見た目もがっちり、そして実際にもパワフルになることを目指した。クレイグ・ゾベル監督が私のことをよく分かってくれていたから、クリエイティブな面においては安心して任せることができたし、クリスタルのことを、とことんおかしな女性として自由に演じさせてもらえた。こんなチャンスはめったにない、思いっきりいろんな顔をしている」と振り返る。

 プロデューサーのブラムもベティが演じたこの強烈なキャラクターを気に入っており、「本作の中で最も賢い人間であり、並外れた戦士であり、基本的にどんな絶望的な状況からもなんとか抜け出せる人なんだ。窮地を脱する彼女の姿や、こちらを見下しているアシーナ(ヒラリー・スワンク)をあっと言わせる様子を目にするのは最高だね」と明かしている。

■公開情報
『ザ・ハント』
10月30日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:クレイグ・ゾベル
製作:ジェイソン・ブラム
脚本:ニック・キューズ、デイモン・リンデロフ
出演:ヒラリー・スワンク、ベティ・ギルピン、エマ・ロバーツほか
配給:東宝東和
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公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/the-hunt
公式Twitter:@the_hunt_jp

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