週末映画館でこれ観よう!

『TENET テネット』はいい環境で体感せよ! クリストファー・ノーランの集大成であり新境地

 前置きが長くなってしまったが、『TENET テネット』に関しては「とにかく映画館で、しかもいい環境で観ろ!」としか現時点では言いようがない。冒頭に書いたとおり、一度観ただけでは自分の中ではほとんど消化できず、公式の宣伝文句でもある「体感」するしかなかった。観終わってから「あれはこういうことだったのか」「じゃああれは何だったんだ?」と考えるも、とにかくもう一度観ないとどうしようもない。おそらく多くの人が何度も劇場に足を運びたくなるような作品になっているのではないだろうか。

 ただ、映像体験が圧倒的なだけに、鑑賞後の疲労感も半端ない。普段は平気で4〜5本映画をはしごする自分でも、『TENET テネット』を観たあとに他の映画を観ようという気分には到底なれない。それほど体力を使う映画でもあるので、万全のコンディションで臨むことをオススメします。

 クリストファー・ノーランの集大成的作品であり、これまでのクリストファー・ノーランのどの作品とも全く違う、新境地に達したと言える『TENET テネット』。とにかく映画館で、いい環境で体感せよ!

■公開情報
『TENET テネット』
9月18日(金)全国ロードショー
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス
製作総指揮:トーマス・ハイスリップ
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
公式サイト:http://tenet-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/TENETJP

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