中田秀夫監督が『恐怖新聞』第1話を振り返る “狙い通り”になったシーンとは?
8月29日より放送がスタートした『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ系)の監督を務める中田秀夫監督のコメントが公開された。
東海テレビの「オトナの土ドラ」シリーズ第29弾となる本作は、70年代にオカルトブームを巻き起こしたつのだじろうの同名コミックを、 『リング』『仄暗い水の底から』などジャパニーズホラーのレジェンド・中田秀夫が現代にリブートした、「オトナの土ドラ」初のホラー。未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生の、死と隣り合わせの悪夢を描く。
ヒロイン・詩弦役で白石聖が主演を務めるほか、その恋人・勇介を佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)が演じ、演出を務める中田監督と4度目のタッグとなる黒木瞳が詩弦の母・歌子役を務める。
白石演じるヒロイン詩弦は、第1話から飛び降り自殺をする女子高生の返り血を浴びたり、父の死を目撃したりと怒涛の展開に。中田監督曰く、第1話のこだわりポイントは、「飛び降り女子高生か最後のお父さんの『オーメンカット(映画『オーメン』よりインスパイア)』」のどちらかだと明かす。
女子高生のシーンについては、「自殺というより、戦隊モノみたいに飛んでいるんです。落ちた後の様子とか、白石さんに返り血が思いっきりつくところには『恐怖』と『ケレン味』の両方があります。恐怖新聞で予言されたまがまがしい死が、ケレン味たっぷりにヒロイン・詩弦の目の前で起きる。しかも、なんであんなに笑いながら死んでいったんだろうって、その答えは無いわけです」とそのシーンの背景を語る。さらに、「台本には『小さく笑う』って書いてあったのですが、僕はその女子高生のスタントをやってくれた彼女(河合桃果)に『これでやっと自由になれると思って、ものすごいにこやかに飛んで』と言ったんです。いくらスタント・ウーマンとはいえ、スピードも相当あって怖かったと思うのですが、彼女はかなりデカく笑っていて、ある意味、爽快感がある(笑)。このシーンは、何回見ても笑うというか面白いというか。恐怖表現であっても僕は自分が「『イケたな!』と思うシーンを見たとき毎回笑うんですが、そういう意味では狙い通りの良いシーンになったなと思いますね!」と自慢のシーンになったことを明かした。
9月5日放送の第2話では、父の急な死に加え、彼の最期の言葉を聞き、詩弦(白石聖)は落ち込む。母・歌子(黒木瞳)も夫を亡くし精神崩壊寸前。詩弦は恐怖新聞の前の契約者・蜷川冬夜(猪野学)と再会するが「読むたびに寿命が100日縮まる」と聞き動揺する。恐怖新聞で予告された刺殺事件を阻止するべく、詩弦は恋人の松田勇介(佐藤大樹)らと協力する。そんな矢先、唯一の情報源・冬夜が事故に巻き込まれたことで、運命の歯車はさらに狂い出す。
■放送情報
オトナの土ドラ『恐怖新聞』
東海テレビ・フジテレビ系にて、8月29日(土)スタート 毎週土曜23:40〜放送
出演 :白石聖、佐藤大樹、駿河太郎、横田栄司、片山友希、坂口涼太郎、猪野学、黒木瞳
企画:市野直親(東海テレビ)
原作:つのだじろう『恐怖新聞』
シリーズ構成:乙一
脚本:高山直也
音楽:兼松衆
プロデューサー:後藤勝利(東海テレビ)、小松貴子、齋藤寛之、竹内絵唱(松竹株式会社)
協力プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)
演出:中田秀夫、服部大二、井上昌典
制作:東海テレビ放送、松竹株式会社
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