松本穂香と金子大地にとっての“青春”とは? 若い世代が結集した『君が世界のはじまり』を語る

金子「とにかくたくさんの人に観てほしい」

ーー悩みがないように見えるけど、ある秘密を抱いている縁(ゆかり/えん)、東京から大阪に引っ越してきた、一匹狼的な存在でいつもブルーハーツを聴いている伊尾、それぞれの役作りについて教えてください。

松本:縁は、すごく難しい役でした。ネタバレになってしまうのであまり言えないのですが、“ある秘密”の部分を大事にしようと思っていました。あと、縁はお客さんの目線でもあると思ったので、そういう役割であることも意識しながら役作りを行っていました。

ーー「いい意味でこだわりを持たない」ことも大切にされたと聞きました。

松本:そうですね。いろんな人と話すシーン、関わるシーンがたくさんあったので、その人によって変わってもいいのかなと思いました。なので、私の中ではちょっとふわふわした存在でもありました。

金子:僕が演じた伊尾は、すごく繊細で、ませているんです。僕はある意味、視野が狭い人だと思っていて。“環境によって変わる”というのは僕も共感できるんですが、松本さんとは逆で、僕は意外とこだわりが強かったかもしれません。

ーー高校時代の青春の感じがものすごく詰まっている作品だと思います。ご自身の高校時代を思い出すことはありましたか?

松本:みんなが深夜のフードコードに並んで、「たりたりたり……」って言うシーンは、誰が観ても共感できるシーンなのかなと思いました。そういう感じ、ありましたよね?

金子:ありましたね。

松本:素直になれなかったり、好きなのに「嫌い」って言ってみたり、1日中考えてしまったり……それこそ青春ですよね。いまだと仕事もあるので、なかなかそういうこともないですが、そればっかりになってしまうところとか、まさに青春時代だなと思いました。

金子:夜みんなで帰るときに、岡田(甲斐翔真)が「俺ら、ガキやな」って言うんです。自分で青春と分かって青春しているのが、すごく高校生っぽいなと思って。いまだから許されるというような、そういう感じがすごくリアルだなと思います。

ーーあえて挙げるとしたら、どういう人にこの作品を観てほしいですか?

金子:とにかくたくさんの人に観てほしいです!(笑)

松本:状況は違うかもしれないけど、ぎゅーってなっちゃっている人がたくさんいると思うんです。そういう方がこの作品を観たら、どういう気持ちになるのか。わからないですが、とにかくたくさんの方に観てほしいですね。

■公開情報
『君が世界のはじまり』
テアトル新宿ほかにて公開中
出演:松本穂香、中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい、板橋駿谷、山中 崇、正木佐和、森下能幸、江口のりこ、古舘寛治
原作・監督:ふくだももこ『えん』『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』
脚本:向井康介 
企画制作:オフィス・シロウズ
配給:バンダイナムコアーツ 
製作:『君が世界のはじまり』製作委員会 バンダイナムコアーツ アミューズ オフィス・シロウズ
(c)2020『君が世界のはじまり』製作委員会

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