福田麻由子、『蒲田前奏曲』で伊藤沙莉と『女王の教室』以来の共演 予告編、ポスター、場面写真も

 第15回大阪アジアン映画祭でクロージング作品として上映された連作長編映画『蒲田前奏曲』の追加キャストが公開され、予告編が公開された。

 本作は、中川龍太郎監督、穐山茉由監督、安川有果監督、渡辺紘文監督による連作スタイルの長編映画。各短編には伊藤沙莉、瀧内公美が顔を並べ、『飢えたライオン』で主演を務めた松林うららが自身の地元である蒲田を舞台にプロデュースし出演する。

 追加キャストとして、伊藤とドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)以来の共演となる福田麻由子、今泉力哉監督の新作『街の上で』で主人公を取り巻く4人の女性のうちの1人を演じた古川琴音の出演が決定。また、近藤芳正、須藤蓮、大西信満、和田光沙、吉村界人、川添野愛、山本剛史、二ノ宮隆太郎、葉月あさひなどが各短編映画に集結した。第4番『シーカランスどこへ行く』では、渡辺監督自身も出演したほか、先日のウディネ・ファーイースト映画祭で上映された渡辺監督の新作『わたしは元気』でも主演を務めた久次璃子が出演し、再タッグを組んだ。

 公開されたポスタービジュアルでは、伊藤、瀧内、福田、古川のそれぞれのカットとともに「女を演じるなんて、くだらない」とコピーが添えられている。

映画『蒲田前奏曲』予告編

 予告編では、蒲田マチ子を中心に巻き起こるそれぞれの物語がオムニバス式に切り取られている。

 また、10月16日よりテアトル梅田での公開も決定。宣伝費支援のためのクラウドファンディングは、1日で見事目標を達成するも、公開館拡大を目指し、9月23日の期間まで引き続き支援が募集されている。

コメント

福田麻由子(呑川ラプソディ/麻里役)

私が演じた麻里という女性の切実な気持ちに触れたときに、自分が今まで知らなかった生き方をひとつ知った気がしました。必死に生きている女性たちひとりひとりが愛おしい作品です。

古川琴音(蒲田哀歌/野口セツ子役)

撮影前も中も後も、ちゃんと中川監督の持つイメージを表現出来たのか、とても不安でした。台本を初めて読んだ時、セツ子の掴みどころのなさや、物語の制限の無さにしばらく混乱していましたが、監督から映像詩というヒントをもらって、幽霊なのだからその名の通り漂ってみようと思いました。短い期間で作りあげた作品ではありますが、チャレンジの多い作品になりました。お客さんの感想が全く想像つかず、どきどきしています!

■公開情報
『蒲田前奏曲』
9月25日(金) より、ヒューマントラストシネマ渋谷・キネカ大森
10月16日(金)より、テアトル梅田で公開、ほか全国順次公開予定
出演 : 伊藤沙莉、瀧内公美、福田麻由子、古川琴音、松林うらら、近藤芳正、須藤蓮、大西信満、和田光沙、吉村界人、川添野愛、山本剛史、二ノ宮隆太郎、葉月あさひ、久次璃子、渡辺紘文 
監督 ・脚本 : 中川龍太郎、穐山茉由、安川有果、渡辺紘文
配給:和エンタテインメント、MOTION GALLRY STUDIO
企画 : うらら企画
製作 : 「蒲田前奏曲」フィルムパートナーズ(和エンタテインメント ENBUゼミナール MOTION GALLRY STUDIO TBSグロウディア)
特別協賛:ブロードマインド株式会社 日本工学院
2020年/日本/日本語/117分/カラー&モノクロ/Stereo
(c)2020 Kamata Prelude Film Partners

関連記事