『ハケンの品格』神回「涙の残業バレンタイン」に反響 杉野遥亮、中村海人ら新キャストにも期待

 とっくりとくるくるパーマの大論争がアクシデントで多くの人に晒されてしまう事態に。『ハケンの品格』(第1シリーズ)のダイジェスト編集版、『春子の物語 ハケンの品格2007特別編 第三夜』(日本テレビ系)は、神回と名高い第6話「涙の残業バレンタイン」を丸々放送するという贅沢な回となった。

 バレンタインに合わせてチョコレートを販売するイベントを開催したS&F。イベントの仕切り役を務めた美雪(加藤あい)は、慣れない任務に悪戦苦闘していた。そんな中、春子(篠原涼子)はいつもどおり業務をこなし、着々と成果をあげる。だが、バックヤードでマイクの電源を切り忘れたまま、春子と東海林(大泉洋)が言い合いになったために、東海林の派遣に対する暴言が会場中に筒抜けになってしまった。

 今ならパワハラ・セクハラですぐに問題視されそうな東海林の態度は多くの派遣社員を敵に回す。イベントに来場していた客の中にも派遣社員という立場の女性がたくさんいたため、気分を害してチョコを買わずにイベント会場を去ってしまった。東海林の発言はS&Fにとって手痛い結果を招いてしまう。「派遣が社員より仕事ができるなんて生意気だ」などと道理にかなわない理屈で春子を叱責する東海林には、自分が正社員であることを特別視する傲慢さが表れていた。

 これではプライドを持って派遣の仕事をしている春子とぶつかるのも当然。しかし、そんな東海林も、春子が助産師の資格を持っていたことには驚愕していた。普段は反発し合っている2人だが、この時ばかりは東海林が春子の指示に従うなど素直な姿を見せる。春子の力で陣痛にみまわれた妊婦も無事出産しことなきを得たが、この日は春子にとって少し特別な日でもあった。

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