『恐竜が教えてくれたこと』ロケ地写真公開 オランダ北部にあるリゾートの風景が
3月20日公開の映画『恐竜が教えてくれたこと』より、ロケ地であるテルスヘリング島のロケ地写真が公開された。
本作は、アンナ・ウォルツの児童文学『ぼくとテスの秘密の七日間』を映画化したもの。オランダ北部の島に、家族で夏のバカンスに来ていた11歳の少年・サムは、「地球最後の恐竜は、自分が最後って知ってたのかな」と悩む、小さな哲学者のような男の子。そんな彼が不思議な魅力にあふれた少女テスと出会い、魅かれていく。ある日、サムは、テスからある重大なことを打ち明けられる。死んだと知らされていたパパを、ママには内緒で島に招待したというのだ。娘がいるなんて知らないパパに、娘の存在をどんな風に知らせるのか……。テスとサムの秘密の計画が実行される。
監督を務めたのは、バラエティ誌の「2019年に観るべきヨーロッパの監督10人」に選出されたオランダのステフェン・ワウテルロウト。本作で長編デビューを飾った。
公開されたのは、本作でサムの家族がバカンスで訪れる、オランダ北部のワッデン海に位置する、西フリースランド諸島で2番目に大きいテルスヘリング島の風景を捉えた写真の数々。10,000種類以上の動植物が生息し、干潮時には見渡す限りの美しい干潟を見ることができる。
1594年に建てられたオランダ最古の灯台ブランダリス灯台が島を訪れる人々を出迎え、美しい海岸線から整った灌木や森林の広がる景色に息をのみ、人間と自然の共存を肌で感じることができる。映画の中でもサイクリングをしたり、ほとんど人がいない引き潮時のビーチを独占するシーンが映し出される。また、この島では、毎年欧州最大の野外舞台芸術祭「ウーロル・フェスティバル」が開催されている。
■公開情報
『恐竜が教えてくれたこと』
3月20日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督:ステフェン・ワウテルロウト
脚本:ラウラ・ファンダイク
原作:アンナ・ウォルツ『ぼくとテスの秘密の七日間』(野坂悦子訳、フレーベル館)
出演:ソンニ・ファンウッテレン、ヨセフィーン・アレンセンほか
配給:彩プロ
後援:オランダ王国大使館
2019年/オランダ/オランダ語・ドイツ語/カラー/84分/英題:My Extraordinary Summer with Tess
(c)2019 BIND & Willink B.V./Ostlicht Filmproduktion GmbH