『麒麟がくる』染谷将太は革新的人物像に? 市川海老蔵、豊川悦司ら“信長俳優”を振り返る
『麒麟がくる』で長谷川博己演じる明智光秀が武士の誇りを忘れず、広く戦国の世を見渡し葛藤を抱えながらも成長していくのに対して、染谷将太は織田信長という武将をどう演じてくれるのだろう。
ちなみに、染谷は『江~姫たちの戦国~』で織田信長に最期まで付き添い、本能寺で戦死した小性の森坊丸を演じ、映画『清洲会議』(2013年)では森坊丸の弟で同じく信長の小性だった森蘭丸を演じている。確かな演技力と独特の存在感で歴史上の人物をも自由に演じ分け、ドラマ『聖☆おにいさん』ではブッダ役、映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』(2018年)では主人公の空海を演じている。
今回、この作品で織田信長役に挑むことで、俳優・染谷将太の新しい魅力が発見できるに違いないし、これまでのイメージを塗り替えるような革新的で新しい信長像への期待は高まるばかりだ。
■池沢奈々見
恋愛ライター。コラムニスト。
■放送情報
大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合 毎週日曜20:00
BSプレミアム 毎週日曜18:00
BS4K 毎週日曜9:00
主演:長谷川博己
作:池端俊策
語り:市川海老蔵
音楽:ジョン・グラム
制作統括:落合将、藤並英樹
プロデューサー:中野亮平
演出:大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/kirin/
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