『嘘八百 京町ロワイヤル』山田裕貴は高校時代も“王子”だった? 中井貴一のイジリにたじたじの一幕も

 1月20日に都内で映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の完成披露舞台挨拶が行われ、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、竜雷太、加藤雅也が登壇した。本作は2018年に公開された『嘘八百』の続編。人気キャストやキャラクターをそのままに、中井と佐々木演じる「骨董コンビ」が帰ってくる。本作では父親の形見を騙し取られた美人依頼人に恋心を抱いた「骨董コンビ」が彼女を助けるべく、一発逆転のコンゲームを開幕する。

(左から)友近、佐々木蔵之介

 舞台挨拶では、実はこの日、武正晴監督が登壇予定だったが撮影で登壇できなくなってしまったとMCが伝える。すると、武からの伝言で、急遽友近が監督挨拶をすることに。友近は「え〜みなさんあの〜」と監督の仕草をマネしながら前に出るも、「私が監督代行!?」と驚いた様子。続けて「おかしいですよね、私が監督の代わりは! でも本当に監督の思い、キャストの皆さん、スタッフの皆さんの思いがぐっと詰まった作品となっておりますので皆さん楽しんでいただきたいと思います」とファンに呼びかけた。

中井貴一

 続いて、MCから、映画が完成したことへの感想を聞かれた中井は「1作目が終わった時に、2作目ができることを考えもしなかったんです。なんせ、1作目は16日間で1本の映画を作りましたし。ものすごく寒かったですし、日々苦しい思いしかしなかったものですから、これが2作目になるとは思わなかったのですが、これは本当にお客様のおかげです」と言いつつ、今回も現場では相当苦労したようで「やっぱり苦しい思いを致しました。完成して皆様の前に立てることになって本当によかったなとつくづく痛感しております」と苦労ゆえの想いを述べた。

佐々木蔵之介

 続いて佐々木も「16日間、撮りきることだけを念頭にやっていました。朝暗いうちから夜暗くなるまで、寒い日、狭い日、お弁当のご飯が凍っている日。なんとか公開できたなと思ったら、続編が決まって、これだけ嬉しいことはないです。またあの日々が来るのか、と思いましたが、『ちょっと豪華にしますよ、京町ロワイヤルですよ』と言われて……そしたらなんと撮影日数が4日増えました!……変わらずまた大変でした。これは喜劇ですが、僕たちはギリギリの緊張感のもと作った作品です。今日は楽しんで行ってください」と中井と同じく苦労を語った。

友近

 さらに友近は、前作から2年ぶりの共演について、生き生きとした表情で「どうも、蔵之介の家内の友近です」と挨拶。「前回机の下でゴソゴソするシーンがあったんですけど、今回もあるところでチョメチョメがあるんじゃないかなと。その辺もちょっと皆さん、楽しみに。あるかどうかはわかりませんけど(笑)。でもそういう、愛を感じるシーンはあると思うんですよね」と言うと、佐々木が首を傾げ「本編でカットされてるかもしれませんね!」と友近のジョークに笑顔を見せた。

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