映画『ナイブズ・アウト』に出演しているジェイデン・マーテルのインタビュー映像が公開された。

　本作は、『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が、アガサ・クリスティーに捧げて脚本を執筆したミステリー。脚本に惚れ込んだ『007』シリーズのクレイグ、『キャプテン・アメリカ』シリーズのエヴァンスを筆頭に、クリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノンら豪華キャストが結集した。

　NYの豪邸で、世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビー（クリストファー・プラマー）の85歳の誕生日パーティーが開かれた翌朝、彼が遺体で発見される。名探偵ブノワ・ブラン（ダニエル・クレイグ）は、匿名の人物から事件の調査依頼を受けて現場である豪邸に到着する。自殺ではなく他殺、殺人事件と見極めた探偵は、パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら、屋敷にいた全員を第一容疑者として捜査を開始する。やがて、家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく。

　今回到着したのは、『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』でブレイクし、本日1月4日に17歳の誕生日を迎えたマーテルのインタビュー映像。本作でマーテルは、資産家ハーランの孫ジェイコブを演じている。

　2003年生まれのマーテルは、2014年にアメリカで公開された『Playing It Cool（原題）』で映画デビュー。マーテルはこの作品で、本作で共演したエヴァンスの少年時代を演じている。続く『ヴィンセントが教えてくれたこと』（2014年）では、気弱な少年の演技が高く評価され、数々の賞にノミネートされた。そして大ヒット作『IT／イット』シリーズで主人公ビルを演じたことでよく知られている。

　インタビュー映像では、「ジョンソン監督は撮影が速い。桁違いのスピード感があって、各1～2テイクで終わる。それから、ほとんど俳優の演技に口出ししない」と、ジョンソン監督の現場はハイスピードで進んだと明かす。さらに、「でもそれは、無責任で俳優に委ねてるんじゃない。すべての俳優といい関係性を築き、最高の演技を引き出すのがうまいんだ」と、監督の手腕を絶賛。「素晴らしい監督だし『LOOPER／ルーパー』の頃からファンだった」と、かねてからファンであったジョンソン監督の作品に出演できた喜びを語っている。

　本作でマーテルが演じるのは、スマホを手放せない、いわゆる“今どきの子”であるジェイコブ。ジョンソン監督は彼のキャラクターについて、「このキャラクターをおふざけ無しにどう説明すればいいか考えていたけどなかなか難しい。いつも携帯をいじっていて、よからぬことをやっているらしい。ネットの世界に夢中で、一体何をしているか両親は知りもしないんだ」と、とてもコメディ色が強いキャラクターであることを明かしている。

■公開情報
『ナイブズ・アウト／名探偵と刃の館の秘密』
1月31日（金）、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本：ライアン・ジョンソン
出演：ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノン、キース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、ジェイデン・マーテル、クリストファー・プラマー
提供：バップ、ロングライド
配給：ロングライド
Photo Credit: Claire Folger
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公式サイト：longride.jp/knivesout-movie