瑛太、宮崎あおいと共演3度目でようやく婚約者役 TBS新春ドラマ『あしたの家族』放送決定
そんなキャストたちの挨拶を穏やかに見つめていた松坂は、撮影を振り返り「松重さんがおんぶしてくださるところがあるのが、心配で心配で。ちょっと減量もしてみたんですけど、あまり成果もなく(笑)。でも本番の夜を迎えたら、驚くことに軽々とおんぶしてくださって。ますますお父さんが好きになりました」とにっこり。松重が「私が力持ちなのではなくて、松坂さんが軽いだけ」と応えると、松坂は「ありがとう」と笑顔で頷いた。
今作で、松重とは約20年ぶり、瑛太、松坂とは約10年ぶりの共演となる宮崎は「こうやってお仕事ができる環境があって、幸せだなと改めて感じながら撮影をした日々でした」と回顧。その宮崎について瑛太は「15~6年前に、映画であおいちゃんのことが大好きな高校生の恋愛作品をやらせていただいたんですけど、成就せず。その後、大河ドラマでもあおいちゃんを追いかけ続けて、成就せず。でも今回は、台本を開いてみたら、婚約するところまでいっていた。15、6年かけてやっと恋人関係、そして結婚までたどり着いた。本当にありがとうございました」としみじみ語った。
最後にMCより“家族”についての質問が飛ぶと、宮崎は「自分の家族はもちろん大事」と前置きした上で、「(本作の撮影を終えて)ひとつの作品を作る中で、キャストのみなさん、スタッフのみなさんと、ひとつの大きな家族になるんだなと思いました。またみなさんと会えるように頑張らないといけないなと思いましたし、この大きな家族という括りを渡り歩きながら、コツコツ続けられたら良いなと思いました」と、女優業への決意を新たに語った。
瑛太は「自分の父親と母親には、産んでくれてありがとう。嫁に対しては家族になってくれて、自分たちの子どもを産んでくれてありがとう。そして娘と息子に対しては、産まれてきてくれてありがとう。毎日伝えられえるものじゃないけど、そういうことを心のベースに持って、感謝の気持ちを忘れないように生きていきたい」と、力強く誓った。
※宮崎あおいの「崎」は「たつさき」が正式表記
(取材・文=nakamura omame)
■公開情報
新春ドラマ特別企画『あしたの家族』
TBSにて2020年1月放送
出演: 宮﨑あおい、瑛太、松坂慶子、松重豊
プロデューサー:石井ふく子
脚本:浪江裕史