清原果耶が北海道で確かに感じた広瀬すずの存在 『なつぞら』柴田家のあたたかさ

清原果耶が北海道で確かに感じた広瀬すずの存在 『なつぞら』柴田家のあたたかさ

 なつ(広瀬すず)と千遥(清原果耶)が電話越しに、互いに涙ながら13年ぶりに言葉を交わす。二人はいよいよ、感動の再会へと向かうのだ。

 『なつぞら』(NHK)第81話では、なつの十勝の家族である柴田家が、千遥を温かくもてなした。そして泰樹(草刈正雄)が彼女に、搾乳を教える様子が描かれた。

 表情が少々硬いのが印象的だった千遥だが、なつの母である富士子(松嶋菜々子)の手料理によって、小さな笑顔を見せる。食卓に並ぶのは、すべてなつの好物だ。彼女が相好を崩したのは、この「味」に対してももちろんだろうが、やはりこの、優しさが溢れる柴田家の団らんの「場」に対してというのが大きいのではないだろうか。なつが柴田家にやってきた時とは違う。当然、時代もそうだが、やはりこの空間の居心地の良さは、なつが作ったものではないかと改めて感じた。

 千遥の「姉はこんなに恵まれて育ったんですね」とは強くに印象に残るセリフである。私たち視聴者は、幼い頃からのなつの成長をずっと眺めてきたが、千遥のこれまでの空白の13年間は誰も知らない。

 この柴田家の人々の愉快なやり取りを見ていた千遥は、ふいに自分のこれまでのことを語りだす。彼女は「置屋」に拾われ、そこで生活していたらしい。彼女の一挙一動を見ていると、厳しくしつけられたことがうかがえるだろう。演じる清原も、所作一つで見事にそれを表現しているのだ。

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