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ケン・スコット監督、『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』を語る

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 『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』より、ケン・スコット監督のインタビューが公開された。

 本作は、30カ国以上の出版社に翻訳権が販売された、ロマン・プエルトラスによるフランスの人気小説『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』を映画化したもの。インドの貧困地域で育った青年アジャは、母の死をきっかけに、1枚の偽札を手に憧れのインテリアショップがあるパリへやって来た。閉店後、店内のクローゼットで一晩を明かすことを決めたアジャだったが、信じられないことにクローゼットがトラックで搬出されてしまう。知らぬうちに奇想天外な旅へと巻き込まれたアジャの運命は……。

 主人公アジャ役には、インド映画界のスターで、かのラジニカーントの娘婿としても知られるダヌーシュが抜擢。アジャが旅で出会う人々に、『アーティスト』のベレニス・ベジョ、『ブラッド・ファーザー』のエリン・モリアーティ、『グッド・タイム』のバーカッド・アブディら実力派俳優が世界15カ国から集結した。

 『人生、ブラボー!』などの作品で知られるスコット監督は、「原作本と脚本を読んで、作品の雰囲気が気に入った。笑える恋物語ってところも魅力だけど、何より冒険映画ってところがよかったね」と本作に関わることになった経緯を明かす。

 また、「登場人物たちが訪れるすべての場所を物語や主人公に影響させることがなにより重要だったからね。インド・ムンバイの地元周辺しか知らなかった青年の世界が広がっていく変化を描きたかったんだ」と、6カ国を飛び回るロケが不可欠だったことを語る。様々な国で行った撮影については、「とにかく複雑だった」と明かしながら、「でも実際に物語と同じ場所に行って、現地の雰囲気を感じながら撮影することは絶対に必要なことなんだ。たとえ撮影に苦労したとしても、そこに行く価値はある。僕らの狙いは、登場人物たちが訪れるすべての場所を物語や主人公に影響させることだったからね」と振り返った。

 「音楽はプロジェクトの要だ」と語るスコット監督。本作に求めたスタイルについては、「僕は現地にある雰囲気、個性、文化を肌で感じながら場所ごとに手法を変えて撮影した。純ボリウッドの伝統的なダンスナンバー、イギリスの『モンティ・パイソン』風のミュージカル曲、ニーノ・ロータ風の音楽に乗せたイタリアでのチェイスシーンなどを使いながら、映画全体を通して観客を別世界に誘うことが狙いだ」と、劇中に登場するそれぞれの国にわかりやすくアイデンティティを付与する重要性についても述べた。

 「この映画を通して観客に得てほしいものは?」という質問に対しては、「一番は、とにかく楽しんでほしい。この映画はエンターテイメントなんだから!」と答えながら、「同時に移民のことも描いていて、この映画がみんながもっと話し合うきっかけになってくれたら嬉しいよ」と語っている。

■公開情報
『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』
6月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
監督:ケン・スコット
出演:ダヌーシュ、ベレニス・ベジョ、エリン・モリアーティ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジュニョ
原作:ロマン・プエルトラス『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』(小学館文庫/吉田恒雄訳)
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
96分/シネスコ/英語/原題:The Extraordinary Journey of the Fakir
(c)2018 Copyright BRIO FILMS-SCOPE PICTURES-LITTLR RED CAR-TF1 AUDIOVISUELS-SONY PICTURES ENTERTAINMENT FRANCE All rights reserved. Brio Films @Sebastien Bossi
公式サイト:CLOTABI-MOVIE.JP

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