『アベンジャーズ/エンドゲーム』最大のテーマとは 杉山すぴ豊が語る、MCUだから描けたもの

 派手な見せ場がいっぱいの至福の3時間ですが、この壮大なエピックのテーマは「希望」
と「家族」でした。こうしたヒーロー物をしょせんは絵空事、現実逃避という人もいます。
しかし、フィクションだからこそ、英雄物語という寓話だからこそ描けるものがある。そして観た人を勇気づけることが出来るのです(GWにアベンジャーズに勇気をもらえれば
その後の新生活もきっとのりきれるますよ)。

 クライマックスの大バトルは震えがくるかっこ良さ、カタルシス。万が一、億が一、途中でトイレに行きたくなったら無理をせず早めに対応して、この大バトルを見逃さない(あるセリフを聞き逃さない)でください。あと3Dで観る方はハンカチをお忘れなく。感激・感動・興奮で涙が出てきます!(ヒーローたちのあまりのかっこ良さに泣く、という初めての経験をしました)。3Dグラスが涙で曇っちゃうかもですから。MCUファンにとって、MCU自体が心の故郷。このGWは『エンドゲーム』で“里帰り”しましょう。 

■杉山すぴ豊(すぎやま すぴ ゆたか)
アメキャラ系ライターの肩書でアメコミ映画に関するコラム等を『スクリーン』誌、『DVD&動画配信でーた』誌、劇場パンフレット等で担当。サンディエゴ・コミコンにも毎夏参加。現地から日本のニュース・サイトへのレポートも手掛ける。東京コミコンにてスタン・リーが登壇したスパイダーマンのステージのMCもつとめた。エマ・ストーンに「あなた日本のスパイダーマンね」と言われたことが自慢。現在発売中の「アメコミ・フロント・ライン」の執筆にも参加。Twitter

■公開情報
『アベンジャーズ/エンドゲーム』
全国公開中
監督:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ポール・ラッド、ブリー・ラーソン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2019
公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

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