ベン・アフレックに続く新バットマンは誰が? バットマン俳優の変遷と魅力を振り返る

 アメコミ映画ファンにとって、いま気になるニュースの1つは、次のバットマン役は誰か? ということです。2021年公開を目指して製作される、新バットマン映画『ザ・バットマン(仮)』において、ここ数年この役を演じてきたベン・アフレックが降板することが決まったのです。

『ジャスティス・リーグ』(c)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

 ベン・アフレックは『バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』『ジャスティス・リーグ』でバットマンを演じてきました。そして当初は、彼の脚本・監督・出演によるバットマンのソロ映画が作られる予定でした。しかし映画会社側はベン・アフレックの脚本にNGを出し、これにともない新たにマット・リーヴスが脚本。監督に抜擢され、ベン・アフレックは出演のみとアナウンスされました。

 しかしマット・リーヴスは“『ジャスティス・リーグ』の路線とはリンクしない”バットマン映画を望んでいたとされ、また『ジャスティス・リーグ』が思ったほどヒットしなかったことから、新しいバットマン映画は“ベン・アフレックのバットマン”である必要が薄れていました。そして今回『ザ・バットマン(仮)』の公開日が2021年6月25日とアナウンスされると同時に本作にベン・アフレックが出演しないことが明らかになったわけですね。しかもこれを機に本当にバットマン役を降りてしまうらしい。

『ジャスティス・リーグ』(c)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

 なぜこういう書き方をするかというと、『ザ・バットマン(仮)』は、バットマンの若き日を描く作品で、ベン・アフレック演じる主人公が過去を振り返る話とも言われていたのです。従って新しい俳優が演じる若きバットマンとベン・アフレックが演じるいまのバットマンのWキャストの可能性も残されていました。しかし蓋をあけてみたらそうではなかったようです。

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