内田有紀、初の朝ドラ『まんぷく』で人気再燃 “笑う役”に往年のファンの願いが叶った?
NHKの連続テレビ小説『まんぷく』に出演している内田有紀に注目が集まっている。
内田が演じているのは、安藤サクラ扮する主人公・福子の姉である咲。早くに亡くなった父に代わり、貴金属店で働いて家を支える3姉妹の長女で、自分の幸せを後回しにしてしまうほど、周囲に自然な気遣いができる、優しい性格の持ち主だ。
大谷亮平演じる婚約者・小野塚真一との結婚式のシーンでスライドショーとして上映された写真は番組公式Instagramにも投稿され、「綺麗ですね」「素敵です」との声が上がっていた。内田は90年代に大ブレイクを果たし、10代でモデルから女優へとトップを走ってきたが、意外にも朝ドラには初出演。『まんぷく』での内田のどのような姿が、彼女の人気を再燃させているのか。内田とともに90年代の青春を過ごした古豪のライター・麦倉正樹氏に聞いた。
「近年の内田さんのTVドラマ出演作には、“笑う役”が少なかった印象です。10代〜20代当時の作品では、よく笑う、健康的な女性を演じていることが多く、“天真爛漫”で“ボーイッシュ”なイメージが定着していました。一度お休みされたあとの30代後半くらいからは、クールな役が多く、『まんぷく』では久しぶりに一般的な女性像を演じられていて、時折見せる笑顔の美しさに魅了されている視聴者が多いのでしょう。そして、これまでに演じていそうで、意外とやってこなかった、“いいお姉さん”という役柄がとてもハマっています。美しさはもちろん健在ですし、大人の女性としての内面の艶やかさも見られます。『咲姉ちゃん』という愛称で、妹たちから慕われるお姉さんとして、しっとりとした女性らしさや、優しさを自然に感じさせる部分も、若い頃にはなかった、今の内田さんの魅力だと思います」