親を亡くした子供たちがブロードウェイの舞台へ 『シンプル・ギフト~はじまりの歌声~』公開決定
欧州アフリカ映画祭オープニング作品であり、モントリオール映画祭、トロント国際映画祭などに正式出品されたドキュメンタリー映画『シンプル・ギフト~はじまりの歌声~』が11月3日から公開されることが決定し、あわせて予告編とポスタービジュアルも公開された。
アフリカ・ウガンダの親を失くした子供たちのための学校を用意し、アフリカの100年先のニューリーダーを育てること。それは、あしなが運動創設者・玉井義臣のライフワークである遺児教育支援の集大成だった。玉井は、その活動を世界に知らせるため、アフリカの子供たちがブロードウェイの舞台で歌い踊るという奇想天外なプロジェクトを思いつく。その途方もない夢はやがて現実のものとなり、東日本大震災で家族を失い、同じ境遇にある東北の震災遺児が加わることになる。
本作で初の長編映画デビューを飾る篠田伸二が監督・プロデュースを務め、舞台に立ったことのない素人の子供たちを、ミュージカル『レ・ミゼラブル』でトニー賞受賞の舞台演出家ジョン・ケアードが指導した。
公開されたポスタービジュアルでは、アフリカの子供たちがマイクを手に踊る姿や、ケアードと子供たちの交流の様子が切り取られ、「悲しみに負けないキミへ、神様からの贈りもの」というキャッチコピーも添えられている。
あわせて公開された予告編では、ウガンダで親を失い生きる子供たちの姿や、東日本大震災で親を失った子供たちの様子が映し出される。また、ケアードが子供たちを指導する風景や、彼らが歌い、踊る姿も確認できる。
■公開情報
『シンプル・ギフト~はじまりの歌声~』
11月3日(土)〜11月16日(金)有楽町スバル座ほか、全国順次公開
監督・プロデューサー:篠田伸二
ナレーション:紺野美沙子
音楽:中村由利子/ジュスカ・グランペール
配給:ポルトレ/ニッセンジャパン
製作:2s Inc.
2017年/日本/英語版『Daddy Long Legs』・フランス語版『Papa-Longues-Jambes』/90分
公式サイト:http://simplegift.jp/