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本格アクションから菅田将暉いじりまで 『銀魂2』支離滅裂も恐れぬ福田雄一のセンスに脱帽

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 福田雄一は一体何を考えているんだと、『銀魂』が実写映画化されると聞いた時に思ったのは言うまでもないことだが、いざ完成した作品を観てみれば、アニメ版で観ていた紅桜篇のカッコ良さを存分に出しながら、おなじみの福田節が炸裂した見事な構成で、130分にも及ぶ壮大な力技に思わず屈してしまわざるを得なかった。案の定上映が終わると、得体の知れない疲労感がどっと押し寄せたのだけれど、その時にはまさかわずか1年で続編が作られるなんて思ってもみなかったわけだ。

 もはや“調子に乗った”のか“勢いに乗った”のかは良しとして、『銀魂2 掟は破るためにこそある』で描かれるのは将軍接待篇と真選組動乱篇。もしかすると前作を超えるのではないかと淡い期待をしていたが、かなりギリギリまで制作していたというのを聞けば否が応でも不安要素は大きくなっていく。しかしながら、当初の予想が見事に的中。切迫した時間によって詰め込まれた荒削りさが、物語のごちゃついた感じを見事にすくい取り、かえって功を奏しているではないか。

 もちろん荒削りなりの問題点はある。映画前半にはどうしようもないほどのギャグを連発し、後半には本格的なアクションに持っていくという前作同様の構成。たしかに勝地涼演じる“将ちゃん”の存在が映画全体のキーになってくるとはいえ、前半のギャグのくだりはびっくりするほど冗長で、収拾がつかなくなっている。とはいえ、長澤まさみと今回新たに登場した夏菜の出番はこの前半部のみ。この2人を出すためであったと考えれば、もう受け入れずにはいられないだろう。

      

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