窪田正孝、人気の秘密とは? 近年の出演作にみる、“変化”と“魅力”を考察

 これまで、数々の出演作で窪田をインタビューしているライターの磯部正和氏は、『THE LAST COP/ラストコップ』(日テレ×Hulu)以降の、表舞台での彼の対応の変化を語る。

「『THE LAST COP/ラストコップ』をきっかけに、舞台挨拶やインタビューの場、バラエティ出演時など表舞台での発言に変化を感じます。映画『東京喰種トーキョーグール』のインタビューの際にも、冗談を言ったりして場の空気を盛り上げたりと、メディア対応でサービス精神旺盛な姿が見られました。『THE LAST COP/ラストコップ』で窪田さんが演じた望月亮太は、スタートの段階では真面目なオタク系男子でしたが、完全にめちゃくちゃな役に変わっていきました。そんな役作りの面も含め、現場でいろいろな部分を主演の唐沢寿明さんから引き出してもらった影響が強いのかなと感じています。

 『アンナチュラル』でも、繊細な部分と、肝がすわっているような二面性も立体的に表現しており、共演者からの信頼が厚いようです。役者としての今後の活躍が、とても楽しみです」

 窪田は、2015年に出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)にて、それまでの役者人生のなかで転機となった作品として、19歳で主演を務めたドラマ『ケータイ捜査官7』(テレビ東京系)を挙げ、当時のオーディションで三池崇史監督に「10年後に窪田を選んだ理由がわかる」と言われたことを明かしていた。「三池さんの言葉を胸に、今年27歳になるのであと3年。少しでも選んでもらったことを悔いのないように、間違ってなかったと証明したい」。当時の10年後である現在、29歳の彼の活躍を見ても、その発言が立証されているようだ。

(文=大和田茉椰)

■放送情報
金曜ドラマ『アンナチュラル』
TBS系にて、毎週金曜22:00~放送
出演:石原さとみ、井浦新、窪田正孝、市川実日子、池田鉄洋、竜星涼、小笠原海(超特急)、飯尾和樹(ずん)、北村有起哉、大倉孝二、薬師丸ひろ子(特別出演)、松重豊ほか
脚本:野木亜紀子
プロデューサー:新井順子(ドリマックス・テレビジョン)、植田博樹
演出:塚原あゆ子(ドリマックス・テレビジョン)
製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/

関連記事