アレクサンダー・ペイン監督のこだわりにマット・デイモンも感服 『ダウンサイズ』特別映像
3月2日に全国ロードショーされる映画『ダウンサイズ』から、特別映像が公開された。
マット・デイモンが主演を務める本作は、主人公のポールとその妻オードリーが、裕福な生活を夢見てミニチュアの世界に飛び込んでいく姿を描いた物語。主人公のポール役を務める『オデッセイ』のデイモンのほか、妻役に『ゴーストバスターズ』のクリステン・ウィグ、ポールを新しい世界へ誘う謎の男役にクリストフ・ヴァルツが名を連ね、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のアレクサンダー・ペインが監督を務める。
今回公開された特別映像では、ペイン作品の魅力を語るキャストの姿とともに、監督の細部に至るまでのこだわりが明かされるメイキングシーンなどが収められている。ペイン監督は「『ダウンサイズ』はまず設定が面白いよね。そこを入り口に人の生き様が描きたかったんだ」と明かし、デイモンは「ペイン監督の作品はどれも深くハッとさせられる。全て緻密に計算されている。細部まですさまじいこだわりなんだ」と撮影を振り返る。
『ダウンサイズ』の撮影部分において、ペイン監督からこだわりを伝授されたヴィジュアル・エフェクト担当のジェームズ・E・プライズは「『ダウンサイズ』はリアリティに基礎を置いた映画だからヴィジュアル・エフェクトを信用できる形で見せるというのが非常に重要だった。最初に背景を普通の映画のセットで撮影し、それからグリーンスクリーンの前で小さな人々の部分を撮影した。それをうまく組み合わせることによって、小さな人々と普通サイズのフレームで撮影したように見えるんだ」と説明。また、通常サイズとダウンサイズの人間が共存する撮影シーンについては「3Dプリンティングの技術を使って、13cmの人の身代わりになる人形を作ったり、その人形とフルサイズの本当の人間に対して、正確なカメラの位置を測るのに、デジタルの機器を使ったりしている。登場人物の目線を事前に把握することでグリーンスクリーンの前で撮影するときに目線を合わせることが出来るんだ」と明かしている。
■公開情報
『ダウンサイズ』
3月2日(金)全国ロードショー
監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
出演:マット・デイモン、クリストフ・ヴァルツ、ホン・チャウ、クリステン・ウィグ
配給:東和ピクチャーズ
(c)2017 Paramount Pictures. All rights reserved.
公式サイト:http://downsize.jp/