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セザール賞助演女優賞にもノミネート 『BPM』アデル・エネルのコメント&新場面写真公開

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 第70回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『BPM ビート・パー・ミニット』より、アデル・エネルの新場面写真とコメントが公開された。

 本作は、第61回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パリ20区、僕たちのクラス』の脚本・編集を担当し、監督作『イースタン・ ボーイズ』では第70回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門の最高賞を受賞したロバン・カンピヨ監督の長編第3作。1990年代初頭のパリを舞台に、生と死、理想と現実の狭間で揺れ動きながらも、強く生きる若者たちの姿を描く。

 エネルは、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督作『午後8時の訪問者』やクリス・クラウス監督作『ブルーム・オヴ・イエスタディ』などの作品への出演で知られるフランス人女優。本作では、ACT UPのメンバーであるソフィを演じ、セザール賞助演女優賞にノミネートされている。

 公開された2点の場面写真では、エイズやHIV感染者に対する無理解、無関心、不寛容、また政府、製薬会社などの対応に関して、抗議デモなどを行った実在の活動家団体ACT UP Parisでオーガナイザーとして活動する女子学生を力強く演じた、白熱のシーンが切り取られている。

 またエネルは、「シナリオが素晴らしい仕上がりで、すべてがまとまっていた。人々がとても影響を受け、評価される作品だと思う」と、脚本を読んで「やる」と即決したことを明かし、「この映画は、自分の周りの人を失っても強く生きるということを教えてくれる」と作品についても語っている。コメント全文は以下のとおり。

アデル・エネル コメント全文

ロバン・カンピヨ監督とたまたま食事をしていて、その直後にカンピヨ監督は私にこの役をオファーしようと決めてくれたみたい。
カンピヨ監督の『イースタン・ボーイズ』を観た時から彼の作品は素晴らしいと思っていて、本作『BPM ビート・パー・ミニット』は脚本を読んで「やる」と即決した。映画のアイデアは実在する誰かを具体化するのではなく、当時の雰囲気を具現化するということだ った。私が演じたHIV陰性の人であっても、ACT UPに参加する以外の選択肢を持たない活動家たちを具現化することだった。登場人物の根底には病への怒りがあって、彼らを否定する人たちに立ち向かっている。団体、登場人物それぞれを尊重する必要があった。シナリオが素晴らしい仕上がりで、すべてがまとまっていた。人々がとても影響を受け、評価される作品だと思う。
私が当時いたら何をしていたかは分からないけれど、確立された秩序に立ち向かう姿勢が響いた。
社会への反発、という点には近いものを感じた。この映画は、自分の周りの人を失っても強く生きるということを教えてくれる。病気と戦うだけでなく、秩序へ反発するということ。アメリカのヒーローのような勇敢さではない。彼らは怖いから、勇敢なの。あなたは痩せている、あなたは小さいから、あなたは女性だから戦えない、などと言われてきたことから生まれる勇気は、とても美しいもの。
ロバンは俳優が演じる活動家を求めなかった。ある意味ですでに活動家のような人物を探していたわ。
多様性があってカラフルな性格のキャストと一緒の作品に参加できて光栄だった。とてもいい思い出として永遠に残ることになると思う。講堂での議論のシーンは長回しで撮られて、とても暑かったけれど、一体感が出た。個人的に大好きで大事だと思える作品。

■公開情報
『BPM ビート・パー・ミニット』
3月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ユーロスペースほかにて全国ロードショー
脚本・監督:ロバン・カンピヨ
出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、アルノー・ヴァロワ、アデル・エネル
2017年/フランス/フランス語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/143分/R15+
原題:120 battements par minute/英題:BPM (Beats Per Minute)
(c)CeelineNieszawer
公式サイト:http://bpm-movie.jp/

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