『グレイテスト・ショーマン』映画化実現は監督のプレゼンのおかげ!? ヒュー・ジャックマンが証言
2月16日公開の映画『グレイテスト・ショーマン』で主演を務めたヒュー・ジャックマンが、メガホンを取ったマイケル・グレイシー監督の凄さについてコメントした。
『レ・ミゼラブル』のジャックマンと『ラ・ラ・ランド』の音楽チームがタッグを組んだ本作は、ショービジネスの原点を築いた伝説の興行師P・T・バーナムのサクセスストーリーを描いたミュージカル。
本作製作のきっかけとなったのは、脚本を手がけたビル・コンドンとプロデューサーのローレンス・マークが、2009年にジャックマンが司会を務めるアカデミー賞受賞式の番組に一緒に取り組んでいる時、ジャックマンが番組作りに情熱を注ぐ姿を見たことだった。マークは「“この人は地上最高のショーマンだ”と思った時、P・T・バーナムのことが浮かんだ。それで、彼に“バーナムのミュージカルを作るべきだ”と提案した」と、ジャックマンの司会ぶりから本作の構想が生まれたことを振り返る。
そんなジャックマンは「マイケル(・グレイシー監督)は、音楽でもストーリーテリングでも最先端を行く人だ。彼はまだ映画を1本も作ったことはなかったが、すでに大物だったし、誰でも彼のことを知っていた」と、日本の人気コミック『NARUTO -ナルト-』のハリウッド実写映画版でも監督に起用されたグレイシー監督の実力を絶賛。続けて、「この映画が実現したのは、彼のおかげなんだよ。これはお金がかかっている映画だ。ものすごい自信があるというのでない限り、初めての監督にはやらせない。でも彼は、音楽プロデューサー、俳優、スタジオの人々、ありとあらゆる人に、1000回くらい売り込みをしたんだ。1回あたり45分の売り込みをね。そして毎回イエスと言わせてみせた。マイケルが『グレイテスト・ショーマン』の話を売り込んでいた時は、私が演じたP・T・バーナムよりももっと売り込みが上手だったよ」と、本作実現の影にグレイシー監督の“プレゼン力”があったことを明かした。
グレイシー監督は「本作では、自分の想像力を制限しないこと、新しい世界を作り出すために頭にあるものを使うことが描かれている。人は何かを思いついたら、何年もかけてそれを実現しようと努力し、その間には辛いことも多いが、それだからこそ、本当に夢を実現できる」と、本作が人の胸に強く訴える理由について分析している。
■公開情報
『グレイテスト・ショーマン』
2月16日(金)全国ロードショー
監督:マイケル・グレイシー
音楽:ジャスティン・ポール&ベンジ・パセック
出演:ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ
配給:20世紀フォックス映画
(c)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/greatest-showman/