山崎賢人、二階堂ふみ、吉沢亮……“戌年生まれ”が2018年の顔に? 年男・年女ブレイク説

 先に並べたのは、今年24歳を迎える世代である。そうそうたる顔ぶれ。まさに黄金世代といっても過言ではないのではないか。ちなみひと回り上の世代に目を向けてみる。『亜人』や『コウノドリ』(TBS系)での好演が記憶に新しい綾野剛は、見かけぬ日はないほどの存在だ。冷酷な殺戮者から心優しき医師まで、その振り幅の大きさに驚かされる。そして昨年主演映画が3本も公開された瑛太は、NHKの大河ドラマ『西郷どん』での大久保利通役が楽しみであり、主演映画『友罪』に注目が集まる。また、主役やヒロインとしてテレビドラマの華であり続ける深田恭子は、さっそく『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)で主演を務め、池井戸潤小説原作の実写化『空飛ぶタイヤ』で久々にスクリーンで姿を拝めることとなる。いずれも日本のテレビ・映画を、さらに広く言えばエンタメ業界を牽引する存在だ。さらに一回り上の世代だと、『anone』(日本テレビ系)で瑛太とも共演する阿部サダヲ。NHK BSプレミアムドラマ『平成細雪』での主演や、日韓合作映画『蝶の眠り』で5年ぶりに映画主演を務める中山美穂などがそうである。

 今年の活躍が楽しみな“戌年生まれ”の若手俳優・女優たち。当然ながらここに挙げたのは、あくまでごく一部の存在である。干支や世代に関係なく、いい役者には注目していきたいが、ともあれこの「戌年生まれ」の並びに期待せずにはいられない。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

■折田侑駿
映画ライター。1990年生まれ。オムニバス長編映画『スクラップスクラッパー』などに役者として出演。最も好きな監督は、増村保造。

■放送情報
『トドメの接吻』
2018年1月7日(日)22時よりスタート(初回30分前拡大)
出演:山崎賢人、門脇麦、新田真剣佑、新木優子、佐野勇斗、宮沢氷魚、堀田茜、唐田えりか、山本亜依、志尊淳、菅田将暉
脚本:いずみ吉紘
音楽:Ken Arai
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:鈴木亜希乃、渡邉浩仁、岡宅真由美
演出:菅原伸太郎、明石広人
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/todomenokiss/

■公開情報
『巫女っちゃけん。』
2018年2月3日(土)より新宿武蔵野館・渋谷TOEIほか全国ロードショー
2018年1月20日(土)より福岡先行ロードショー
監督:グ・スーヨン
主演:広瀬アリス
出演:山口太幹、MEGUMI、飯島直子(特別出演)、リリー・フランキ―
主題歌:アレクサンドラ・スタン「フェイヴァリット・ゲーム」
配給:スリーパーエージェント
配給協力:アーク・フィルムズ
(c)2017 『巫女っちゃけん。』製作委員会
公式サイト:mikomovie.com

■公開情報
『リバーズ・エッジ』
2018年全国ロードショー
出演:二階堂ふみ、吉沢亮
監督:行定勲
脚本:瀬戸山美咲
配給:キノフィルムズ/木下グループ
(c)2018「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
公式サイト:http://movie-riversedge.jp/

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