言葉を話す!? ライアン・レイノルズがハリウッド版ピカチュウ役に

 『ポケットモンスター』のハリウッド版実写映画に、『デッドプール』のライアン・レイノルズがピカチュウの声優として出演する予定だとThe Hollywood Reporterが12月6日に報じた。

 ピカチュウといえば、大谷育江による愛くるしい声でおなじみ。あまりにもイメージとかけ離れたキャスティングに日本のファンからは驚きの声が上がっている。

 しかし、ハリウッド実写版の基になるのは、2016年に配信された3DS用ゲーム『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』。このゲームでのピカチュウは、人間の言葉を話すことが可能な名探偵で、声優も大谷ではなく、アニメ『鋼の錬金術師』のロイ・マスタングや『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のサイトーの声を担当してきた大川透が務めている。

 ゲーム内での名探偵ピカチュウは、一人称が“オレ”で少し偉そうな性格。二足歩行で、美人に弱くコーヒーが大好きといった意外な個性も持っている。実写版では、人間の動きをキャラクターに反映させるモーションキャプチャー技術を使用するらしく、声だけでなく動作もレイノルズが担当するそうだ。

 そのほかのキャストには、『ジュラシック・ワールド』の続編『JURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM(原題)』のジャスティス・スミスとテレビドラマ『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』のキャスリン・ニュートンが決まっている。

 実写版のストーリーは、スミスが演じる主人公の父親が誘拐され、ピカチュウと共に探し出すという内容。ニュートンは、彼らを手助けする生意気なジャーナリスト役を務める。

(文=阿部桜子)

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