『アナ雪』今夜地上波初放送! 松たか子と神田沙也加、“歌声”の評価を振り返る

 松たか子と神田沙也加がWヒロインを務める大ヒットディズニーアニメーション『アナと雪の女王』が、本日3月4日にフジテレビ・土曜プレミアム枠で地上波初放送される。

 アンデルセン童話『雪の女王』が基になっている同作は、魔法の力を持つエルサとその妹のアナが、一度は過酷な運命に仲を引き裂かれるものの、凍てついた世界を救うために再び手を取り合い、自分たちの王国を平和へと導いていく模様が描かれる。日本でも一大旋風を巻き起こした『Let It Go』をはじめとする優れた音楽はもちろん、主人公のアナとエルサの姉妹愛を軸にした感動的なストーリーや、マイノリティーを受け入れて前に進んでいこうというメッセージ性が共感を集め、世界的に大ヒット。現在、世界興行収入は約12.765億ドル(参考:Box Office Mojo)で世界ランキング歴代9位、日本でも約244.6億円(参考:興行通信社)で国内ランキング歴代3位を記録している。

 ディズニー作品の中でも、最高の吹き替え版と称される同作。公開時は、『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』も大ヒットし、映画業界だけでなく音楽業界にも大きなインパクトがあった。(参考:CDチャートには反映されない、史上空前の『アナと雪の女王』旋風)特に、エルサの声を演じた松たか子の『レット・イット・ゴー ありのままで 』には、本国版の声優を務めるミュージカル女優イディナ・メンゼルと並んで、国内外から絶賛の声が寄せられた。ディズニーを代表するクリエイターが制作した壮大な音楽やアニメーションにも負けず劣らず、魔法の力を持ってしまったが故に孤独に苛まれるエルザの心情と、それでも自身の力を受け入れて生きていこう決心する心の解放を見事に歌い上げている。そもそも松たか子は、松本幸四郎が座長を務める『ラ・マンチャの男』、小池修一郎演出の『モーツァルト!』、主演を務める『ジェーン・エア』など、10代のころからミュージカルの舞台を多数経験している。そんな彼女の歌唱力と表現力が高く評価されたのは、必然だったのかもしれない。

 また、現在放送中のドラマ『カルテット』(TBS系)の主題歌『おとなの掟』では、劇中に登場するユニット「Doughnuts Hole」として、満島ひかりらと共にしっとりとした歌声を披露し、これもまた大きな反響を呼んでいる。これまでも、山下達郎や高橋優などの名だたるアーティストから、その歌声を高く評価されていた松たか子。(参考:『アナ雪』熱唱で改めて注目 歌手・松たか子の実力とキャリアとは?)『アナ雪』旋風の後押しもあって、改めて歌手としての存在感の大きさを世間に示したといえるだろう。

 一方、アナ役で脚光を浴びた神田沙也加は、松たか子以上に『アナ雪』旋風の影響を受けたといえるかもしれない。もともとアニメへの関心が強く、一時、声優の養成所にも通っていたという神田は、好奇心旺盛で明るいアナを好演。神田と松たか子が『生まれてはじめて』を一緒に歌う戴冠式のシーンでは、エルサとは対照的な心情やキャラクターの違いを巧みに表現した。20歳の頃から舞台に絞って仕事に取り組んできたという神田。その努力が実を結んだのが『アナ雪』だった。松たか子も「アナの魅力がとても自然に、チャーミングに吹き込んであったので、その力で私もすんなりとエルサに向かうことができました」と神田の演技を賞賛している。(参考:MovieWalker「『アナと雪の女王』日本版がすごい!神田沙也加と松たか子が充実感を語る」

 神田は、現在公開中のアニメ映画『劇場版 ソードアート・オンライン ーオーディナル・スケールー』にバーチャルアイドルの歌姫・ユナ役として出演。劇中では歌声も披露している。同作のインタビューでは「『アナ雪』がなかったらこの役もなかったです」と、同作が自身のキャリアに影響を与えたことも明かしている。(参考:シネマトゥデイ「神田沙也加、『アナと雪の女王』後の激変とは?」)2月25日に公開されたアニメ映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』への出演や、3月21日から始まるミュージカル『キューティ・ブロンド』の主演に抜擢されるど、『アナ雪』をきっかけにますます活躍の場を広げている。

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