『トッド・ソロンズの子犬物語』インターミッション映像 アメリカ各地をさまようダックスフント
2017年1月14日に公開される『トッド・ソロンズの子犬物語』より、劇中で流れる“インターミッション映像”が公開された。
本作は、アメリカン・インディペンデント界の鬼才トッド・ソロンズ監督の最新作。アメリカをさまよう1匹の可愛いダックスフントと、その飼主となる冴えない人々の姿を描く。キャストには、『ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離』のジュリー・デルピー、『バットマン リターンズ』のダニー・デヴィート、『アリスの恋』のエレン・バースティン、『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のキーラン・カルキンらが出演する。
このたび、公開されたのは劇中のインターミッション映像(映画の上映中、途中休憩で流れる映像)。インターミッションは、通常3時間を超えるような長い映画に設定されるが、本作の上映時間は88分。近年ではクエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲスの『グラインドハウス』US版(『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』の二本立て上映)にも、ウソ予告編数本で構成されたインターミッションが挿入され話題となった。
今回の映像は、映画の中盤でダックスフントがある飼い主の元を離れ、次の飼い主に出会うまでの間に挿入されるもの。ダックスフントが歩き続けるインターミッションは、荒野、雪山、ホワイトハウスなど次々と景色が変わり、アメリカ各地をさまよっていく。が、途中からストリップ劇場、プレイ中の野球場、立ち入り禁止の事故現場など、何だかおかしな場所にも。「ロビーにて軽食を販売中」と告知が入り、インターミッションの最後には、「それでは本編に戻ります」という告知も入る、シュールな映像となっている。
映像のBGM「トッド・ソロンズの子犬物語のバラッド」(原題:「The ballad of Wiener-Dog」)は、本作の原題でありダックスフントを表す「ウィンナードッグ」というフレーズが繰り返される曲で、元ネタはカントリー・ミュージックのクラシック「ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ」。
■公開情報
『トッド・ソロンズの子犬物語』
2017年1月14日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:トッド・ソロンズ
出演:ダニー・デヴィート、エレン・バースティン、ジュリー・デルピー、グレタ・ガーウィグ、キーラン・カルキンほか
配給:ファントム・フィルム
2015/アメリカ/アメリカン・ビスタ/88分/原題:Wiener-Dog
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