岩井俊二の名作ドラマ、新房昭之×大根仁コンビで劇場アニメ化 広瀬すず、菅田将暉らが声優に
岩井俊二監督作『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の劇場アニメ化が決定した。
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、『Love Letter』、『リップヴァンウィンクルの花嫁』の岩井俊二監督が原作を手掛け、1993年に連続テレビドラマ、1995年に実写映画化された青春ラブストーリー。“繰り返される夏の一日”、クラスのアイドル・なずなと彼女に想いを寄せる主人公・典道の恋の奇跡が描かれていく。
メインキャラクターの声優として、広瀬すず、菅田将暉、宮野真守の3名の出演が発表された。広瀬すずは、クラスのマドンナ的存在で、母親の再婚から逃れるために駆け落ちを企むヒロインン・及川なずなを演じる。そのほか、なずなに想いを寄せる男子生徒・島田典道を菅田将暉、典道の親友で同じくなずなに恋する・安曇祐介を宮野真守が、それぞれ演じている。
総監督を務めるのは、『魔法少女まどか☆マギカ』を手掛けた新房昭之。脚本は、『モテキ』、『バクマン』で監督を務めた大根仁が担当し、アニメーションスタジオは『物語シリーズ』、『まどか☆マギカ』を生み出した「シャフト」に決定している。
スタッフ&キャスト コメント一覧
岩井俊二
自分の過去作品を下敷きに、新たなアニメーション作品を創り上げるという、これは僕にとってかつてない体験です。 原作者という立場からこうして欲しいという注文のようなことはありません。自分の好きな作家さん、表現者さんたちに委ねました。自由で独創的な作品が誕生することを期待しています。
大根仁
初めてのアニメ作品の仕事で、自分が大好きなドラマを原作に! 大好きなすずちゃんと菅田君が声優で! 宮野さんまで! そして大好きな新房監督とシャフトスタッフとやれる!その喜びは同時にプレッシャーでもありましたが、先日途中段階の映像を見たら・・・これはヤバい!!2017年夏、新しいアニメ表現と、見たことのないラブストーリーが生まれますよ!
新房昭之
岩井俊二さんと大根 仁さんという普段のアニメ制作現場とは異なるスタッフィングに緊張をしていましたが、二人の実写映画監督との打ち合わせや雑談は大変面白く、また、違った視点での意見が新鮮でした。岩井さんの名作がアニメーション映画というジャンルで大きく生まれ変わります。シャフトスタッフ一同で頑張っていますので、どうぞお楽しみに。
広瀬すず
お話を頂いたときは、凄く嬉しかったです。脚本を読ませて頂いて、独特の世界観で、ぞくっとしました。なずなは、言葉にはなっていないけれど、秘められた想いを抱えていて、凄く繊細な印象を受けました。あんまり掴み所がないんだけど大人っぼさもあり、子供っぽさもあり、目の前にいるのに触れられないような…手の届かない凄く不思議な印象です。
菅田将暉
ずっと声のお仕事をしたいと思っていたので、今回念願の初チャレンジ、興奮しました。そしてやはり声優さんの凄さを実感しました。声色だけでの表現にムズムズしながらも、色んなテクニックを他のキャストの方々に教わりながらの時間は、公園デビューを果たした赤ん坊のような新しい刺激と快感が止まりませんでした。少年の声を吹き込む上で、僕の地声がすさまじく低かったので、なるべく耳触りの良い高音を意識し感情を声色で表現しました。出来上がりが楽しみです。
宮野真守
初めは、あの名作がアニメーションになると聞いて驚きました。出演のオファーをいただいたときは本当に嬉しかったですし、どのように描かれるのだろうとワクワクしていました。収録では、広瀬さんと菅田さんがとっても素晴らしくて、お二人のフレッシュなオーラに、終始キュンキュンしながらも、同級生として演じる自分も、気合いを入れて若づくりを頑張りました(笑) 是非、楽しんでいただけたら嬉しいです!
■公開情報
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
2017年8月18日(金)全国東宝系にてロードショー
公開日:2017年8月18日(金)
声の出演:広瀬すず 菅田将暉 宮野真守
原作:岩井俊二
脚本:大根仁
総監督:新房昭之
監督:武内宣之
音楽:神前暁
アニメーション制作:シャフト
(c)2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会