>  >  > 相田冬二の『オーバー・フェンス』評

オダギリジョーは“声”で観客の感覚を変化させる 『オーバー・フェンス』で演じる“半開き”の魅力

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 キャラクターのモノローグがダイアローグとしてあらわれる。もちろん、それは錯覚にすぎない。しかし、こうした錯覚を観客に植えつけることで、オダギリは、観客を、映画のそばに引き寄せる。そして、その旅に同行させる。

 『オーバー・フェンス』のラスト、白岩は発声しない。視線だけがある。だが、この映画と付き合ってきたわたしたちは、そのとき、そのまなざしから、間違いなく、彼の声を聞き取っている。

■相田冬二
ライター/ノベライザー。雑誌『シネマスクエア』で『相田冬二のシネマリアージュ』を、楽天エンタメナビで『Map of Smap』を連載中。最新ノベライズは『追憶の森』(PARCO出版)。

■公開情報
『オーバー・フェンス』
テアトル新宿ほか全国上映中
監督:山下敦弘
脚本:高田亮
出演:オダギリジョー、蒼井優、松田翔太、北村有起哉、満島真之介、松澤匠
鈴木常吉、優香
配給:東京テアトル+函館シネマアイリス(北海道地区)
(c)2016「オーバー・フェンス」製作委員会
公式サイト:overfence-movie.jp

      

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