ジェレミー・アイアンズ『ある天文学者の恋文』インタビュー
「ハリウッド大作も今回の作品も違いはない」名優ジェレミー・アイアンズが語る、新作『ある天文学者の恋文』と自身の映画観
ーー近年、俳優としてより精力的に活動されているように思うのですが、ご自身の中で何か変化があったのでしょうか? また、出演する作品を決める際に何か大事にしているポイントなどがあれば教えてください。
アイアンズ:僕が映画を選ぶ基準は、ストーリーが僕にとって興味深いかどうかだ。そして、その役が過去にやったことのない役かどうかだね。僕の選択は自分の興味を反映しているかもしれないけど、年が経つにつれて、その興味は変わっていくと思う。最近は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のようなハリウッド大作にも出ていれば、今回のようなヨーロッパの作品にも出演しているけど、僕にとってそれらに違いはないんだ。一方はいくつかのカットが早く、もう一方はより滑稽だったりすることはあっても、大差はない。僕たちは、映画が語る物語の一部なのだから。
(文=宮川翔)
■公開情報
『ある天文学者の恋文』
9月22日(木・祝)TOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次ロードショー
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジェレミー・アイアンズ、オルガ・キュリレンコ
配給:ギャガ
後援:イタリア大使館
原題:「Correspondence」/イタリア映画/英語/122分/カラー/字幕翻訳:松浦美奈
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公式サイト:http://gaga.ne.jp/tenmongakusha/