ドラマ『奇跡の人』公式インタビュー公開 峯田和伸、麻生久美子らが撮影の舞台裏を語る

『奇跡の人』出演者コメント公開

 峯田和伸、麻生久美子共演ドラマ『奇跡の人』より、DVDの発売に先立ち、峯田和伸、麻生久美子、山内圭哉の公式インタビューが公開された。

 本作は、銀杏BOYZの峯田和伸が主演を務め、麻生久美子がヒロイン役を演じたラブストーリー。毎日を怠惰に過ごすダメ男・亀持一択が、ある日偶然出会い恋に落ちた鶴里花と、耳と目に障がいを持つ娘・海と出会い、様々な試練を乗り越えながら家族愛を育んでいく模様を描く。

 今回公開されたインタビューは、DVD映像特典のオーディオコメンタリー収録の際に、峯田和伸(亀持一択役)、麻生久美子(鶴里花役)、山内圭哉(鶴里正志役)の三人で行われたもの。ドラマの話を受けた時の印象について、峯田は「去年だったか台本の準備稿をいただいたんですが、「やれっかなぁ…」って。演技の経験はありましたけど、こういうドラマはできるのかなぁって。皆さんに迷惑かけたりしないといいなぁ、と。とにかく「セリフを忘れないこと」「寝坊をしないこと」、この2つは頑張ってやりたいなと思って」と当時を振り返る。続けて麻生は、「私は、脚本が岡田さんとうかがった時点で、内容も役もどうでもいいから「やります!」って返事して。でも、実際はヤンキー役(笑)。ヤンキー役だったら正直もっとほかにいい女優さんがいたんじゃないかな〜とは思いましたけど……」と出演の理由を明かした。

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 また、ドラマ内で海の父親役を演じた山内は、自身の役について「正志が憎まれるのもドラマの設計図どおりだと思ってたんで、そのまま正志を演じていけばいいんだと思いました。けど、撮影の後半だったか、僕の知り合いの知り合いの人で、不注意で家族を亡くされた方がいて……その人が、「正志を見てたらすごい気持ちが楽になった」って言わはったんですよ。そういう見方もできるのかと思って。失敗した人が、どこか気が楽になる存在でもあったんだなと。正志見てちょっとラクになる人もおるんやなって思うと、ね……」とコメントした。

 好きなシーンについて聞かれた麻生は、「私の好きなシーンはどこだろうな……うーん、あ、やっぱりプロポーズのところ。台本を読んだときからあのシーンの撮影がいちばん楽しみで。なんか、あの告白の仕方いいなって。自分が男だったらこんな告白されたいなって思いました」と語り、初めてキスシーンに挑んだ峯田は「あのシーンの撮影中、上を飛行機が通ったんですよ。マイクが拾うくらいの大きさの音だったんでいつもなら撮り直すのに、そのときは「はい、オーケー」って。「いやいや、監督。飛行機の音が入ってるから!」って言ったんだけど(笑)。他のシーンは何回も撮り直すのに、そんなときばっかりすぐにOKで。もう一回キスできると思ったのに…あれは腹立ったなー」と冗談交じりに語った。

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また、花の娘・海を演じた住田萌乃について山内は、「本当に天真爛漫な子なので、こっちも接しやすいんですよね。気を遣わなくていいというか」と印象を述べ、麻生は「峯田さんともよく手をつないでて、なんか時々カップルみたいでしたよね」と現場での様子を明かす。第2話スープをスプーンですくって食べさせるシーンが印象深いと語る峯田は、「あのシーンをふたりで時間かけながら、いろいろぶつけ合いながら撮影を終えられたときに、友情っていうのができたと思うんですよねー。あのあと裏で「撮り終えられたね」ってふたりで話して。「あのへんでスタッフとかみんな感動して泣いてるけど…。あのくらいの芝居、楽勝だよねー」「楽勝楽勝!」とか笑ってました」と撮影時のエピソードを明かした。

 ドラマの第1話を自身の子供にも見せたという麻生は、「私も自分の子どもに第1話を見せたんですけど……すごく真剣にじーっと見てると思ったら、だんだん悲し~い顔になってきて。なんか違う感情が生まれちゃったみたい(笑)。見終わったら、悲しそうな顔で私に抱きついてきて」と述べ、一方、峯田は「「もう音楽やめて、こういうのやれ」って。「こっちのほうがお前は好感度上がるし。ずーっと一択やっとけば?」って言われました」と周りの反応を語った。

峯田和伸、麻生久美子、山内圭哉 コメント

峯田和伸(亀持一択役)

このドラマは『知る人ぞ知る』っていうものにはなってほしくないです。たとえ自分が出ていなかったとしても『見てみよう』って思える本当にいいドラマだから。DVD化されることで、放送を見られなかった人にもこの作品に触れてもらえるので、救われる気持ちです。これから長い時間かけて広がっていくのが楽しみな作品です。

麻生久美子(鶴里花役)

海と一択が出会ったことによって、いろんな変化が起きて、成長して…そういう姿を私も近くで見ていてふつうに感動したから、ぜひ皆さんにも同じ気持ちを味わっていただきたいです。放送だと『このあとどうなるんだろ? 1週間待てない!』って思ったりしますけど、DVDだと一気にまとめて見られるのがいいですよね!

山内圭哉(鶴里正志役)

ここ何年か“コンプライアンス”みたいなことをよく考えるんです……ま、うちの会社もすごいうるさいんでね……でもね、あんまりやりすぎると本質を失う気がするんですわ。そういうこと考えていたときにこのドラマをやれたのが、僕自身すごい糧になって。本来ドラマってこういうもんやろって。だからDVDでたくさんの人に見てほしいなって思います。

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■リリース情報
『奇跡の人』DVD-BOX【4枚組】
品番:VPBX-15844
価格:15,200円(税抜)
収録時間:本編392分+特典映像(分数未定)
仕様:16:9レターボックス/ドルビーデジタル・ステレオ/片面一層4枚組/カラー/チャプター付
収録内容:
Disc1 本編98分+特典映像(プレマップ)
Disc2 本編98分+特典映像(プレマップ)
Disc3 本編98分+特典映像(「骨」ノンクレジットエンディング)
Disc4 本編98分+特典(オーディオコメンタリー)

特典映像(予定):
・プレマップ(放送前、中押し)
・「骨」ノンクレジットエンディング
・オーディオコメンタリー(峯田和伸、麻生久美子、山内圭哉)
封入特典:ブックレット24ベージ(予定)
初回限定封入特典:銀杏BOYZ「骨」をフルバージョン収録し初CD化
※特典内容および名称は予告なく変更になる可能性がございます。予めご了承下さい。

作:岡田惠和
音楽:井筒昭雄
エンディング:「骨」(作詞・作曲:峯田和伸)
出演:峯田和伸、麻生久美子、住田萌乃、浅香航大、中村ゆりか、勝地涼、山内圭哉、光石研、白石加代子、宮本信子ほか(※出演ショートバージョン:峯田和伸、麻生久美子、宮本信子ほか)
演出:狩山俊輔、田部井稔(AXON)
プロデューサー:大倉寛子(AXON)
制作統括:後藤高久(NHK)、河野英裕(AXON)
発行:NHKエンタープライズ
販売元:バップ
(c)2016 NHK・AXON
公式サイト:http://www.nhk.or.jp/pd/kiseki/
商品サイト:http://www.vap.co.jp/category/1468909816282

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