能年玲奈、女優復帰の道は広末涼子がお手本に? エキセントリックなイメージをどう活かすか

『ホットロード』公式サイト

 能年玲奈が本日7月13日発売『週刊文春』の「阿川佐和子のこの人に会いたい」にて、洗脳や引退報道を否定し、今後も女優業を継続するほか、絵や音楽にも活動範囲を広げることを明かしている。能年は前事務所との契約が6月に終了して独立したものの、その後の芸能活動を危ぶむ報道が相次いでいた。今回の対談では「何かに囚われるよりも、面白いことをしようという風に気持ちを切り替えられるようになりました」と、前向きな姿勢を見せている。

 7月15日には主演映画『ホットロード』が日本テレビで放送されることもあり、復帰を望む声も高まっている。芸能文化に詳しいライターのさやわか氏は、今回の報道を受けて次のようにコメントしている。

「能年は連続テレビ小説『あまちゃん』で大成功を収めたものの、その後に『ホットロード』や『海月姫』といった作品に出演した際は、賛否両論がありました。ブログなどの発言からも天真爛漫なイメージが浸透していたため、そのタイミングで無理に方向転換をする必要はなかったのでは、との意見も多かったです。また、同時期に広瀬すずがブレイクしたのも、彼女のキャリアに少なからず影響を与えたかもしれません。いま現在、広瀬すずがいるポジションーー王道のアイドル女優という路線は、能年が本来期待されていたものでしょう。実際、広瀬すずのブレイクを後押ししたドラマ『学校のカイダン』は、もともと能年がキャスティングされていたとの噂もありました」

 方向転換を図った背景には、能年が『あまちゃん』のイメージに捉われてしまう危惧もあったのではないかと、同氏は見ている。

「『あまちゃん』が終了した後、能年はドラマの授賞式などの場で『あまちゃん2』をしたいと盛んに言っていて、そのことが事務所に判断を急がせた部分はあったかもしれません。 女優としてこれからという時期に、ひとつの役柄に縛られてしまうと、その後の幅が狭まる可能性は確かにあります。だからこそ事務所は、『ホットロード』のような別のイメージの作品に挑戦させたのではないでしょうか。ただ、事務所との間にどんなやり取りがあったのかはわかりませんが、一視聴者として見たとき、あまりに早い路線変更だったようにも感じています」

 しかし、これからの能年の活動には期待も大きいという。

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