庵野秀明と樋口真嗣がタッグを組んだ『シン・ゴジラ』メインビジュアル&特報映像公開へ
庵野秀明と樋口真嗣のタッグで製作された『シン・ゴジラ』の公開日が7月29日に決定。あわせて、最新ビジュアルが明らかになり、映画公式サイトとYouTubeでは特報映像が公開された。
『シン・ゴジラ』は、東宝が12年ぶりに製作するゴジラシリーズで、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみの出演が決定している。今回公開されたビジュアルとともに、その大きさがゴジラ史上最大の118.5メートルとなることが明らかになった。これは、ハリウッド版『GODZILLA』(2014年公開、ギャレス・エドワーズ監督)の108メートルを、10メートル以上も上回る大きさとなっている。
ゴジラのイメージデザインには、スタジオジブリ作品をはじめ、数多くのアニメ作品の原画を担当するほか、『マッドマックス 怒りのデスロード』(15年/ジョージ・ミラー監督)でコンセプトアート&デザインを務めた前田真宏氏が参加。キャラクターデザインには、『仮面ライダードライブ』で怪人デザインを担当し、『巨神兵東京に現わる』で巨神兵の雛形造形を手掛けた竹谷隆之氏が参加している。そのデザイン制作は、期間にして1年以上、100回以上もの意見交換を経て固められていったものであり、庵野総監督の意見が存分に反映されたものとなっている。
物語の舞台は日本だという本作。特報映像に収められているのは、ゴジラから逃げ惑う大勢の人々や街中がパニックになっている様子で、都内近郊の街をまるごと封鎖した大規模ロケで撮影された。本編の撮影は、10月に終了しており、完成は6月下旬を予定している。
イメージデザイン・前田真宏氏コメント
“ゴジラ”のデザインに関して、庵野総監督とディスカッションする中で、日本人だけが作ることのできる、ゴジラに込められた精神性や想いをデザインに落とし込もうと考えました。戦後間もない頃に製作された初代『ゴジラ』のリアリティに対して、3.11を体験した我々だからこそ体現できる、リアリティのある、原点回帰のデザインになっていると思います。
キャラクターデザイン・竹谷隆之氏コメント
庵野総監督と前田さんがつくり上げてきたゴジラのコンセプトデザインをもとに、立体物として造形していく作業を、半年以上、およそ100回ものやり取りを経て製作していきました。庵野総監督の頭の中にある“ゴジラ”の具体的なイメージは、一つ一つのディテールにも意味があり、それを具現化していく作業は、僕にとってとても刺激的で濃厚で、かつ楽しい経験でした。人類が本気で畏怖するにふさわしい存在がダントツの現実感で迫る恐怖を、僕も早く目撃したいです!
◼︎公開情報
『シン・ゴジラ』
2016年7月29日(金)全国東宝系にて公開
脚本・総監督:庵野秀明
監督・特技監督:樋口真嗣
出演:長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ
製作:東宝
製作プロダクション:東宝映画
配給:東宝
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