アカデミー賞最有力との呼び声も トッド・ヘインズ監督『キャロル』公開決定

アカデミー賞最有力『キャロル』日本公開へ
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 『エデンより彼方に』『アイム・ノット・ゼア』で知られるトッド・ヘインズ監督の最新作『CAROL』が『キャロル』の邦題で、2016年2月11日(木・祝)に公開されることが決定した。

 『キャロル』は、『太陽がいっぱい』『見知らぬ乗客』で知られるパトリシア・ハイスミスのベストセラー小説が原作となっており、『ドラゴン・タトゥーの女』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたルーニー・マーラと、『ブルー・ジャスミン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたケイト・ブランシェットという、2人のオスカー女優の共演でも話題になっている。

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 1952年のニューヨーク、高級百貨店でアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、クリスマスで賑わう売り場で、鮮やかな金髪に毛皮のコートを羽織った女性、キャロル(ケイト・ブランシェット)に出会う。テレーズは、このうえなく美しいキャロルに憧れ恋に落ちるが、関係を深めていく中で、2人の運命が思いがけない方向に向かう模様を描く。

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 本作で、ルーニー・マーラは第68回カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝き、ニューヨーク映画祭、ロンドン映画祭でも賞賛の声が続出。海外の批評サイトでは、アカデミー賞最有力との呼び声も高い。

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ショービズ411

「ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが、トッド・ヘインズの『キャロル』をオスカー最有力にした」

イブニング・スタンダード

「まぎれもない傑作!」―★★★★★

フレーバー・ワイヤー

『キャロル』を評するにはこの一言だけ「完璧」

ガーディアン紙

「素晴らしすぎて、見終わった今でもトランス状態から抜け出せない」―★★★★★

The Playlist

「水のしずくが次第に水かさを増していくように、物語が進むにつれて感情がこみ上げ、最後には溢れ出す、そんなラブストーリーだ。どこを切り取っても美しく、完璧に作り込まれており、2人の美しい女優たちが輝きを放っている」

テレグラフ

「これまでで最高の演技を見せるケイト・ブランシェット。今年一番の、心をゆさぶられるロマンス。ゴージャスで、独創的で、今までで見たことないくらいに哀愁的。完璧以上に完成されたシネマというだけではなく、絶妙すぎる作品」-★★★★★

ヴァラエティ

「どんなに高い期待にも、この映画が与える衝撃的なインパクトが上回る。精巧に描かれ、深い感情に包まれたラブストーリーは、これ以上ないほどに洗練され、息をのむほどに優美だ」

タイムアウト・ロンドン

「巧妙で、美しく精巧に作られたストーリー、それはまるでキャロルの高級腕時計が、静かに控えめなハーモニーを奏でるように語られる」
-★★★★★

ザ・フィルム・エクスペリエンス

「今、キャロルに出会ったばかりで興奮しすぎてまともな映評なんて書けない。ワクワクする最初のデートは、その後交際が実らないというけど、長く引きずる(セルロイドの)ロマンスになりそうだ」

フィルム・ジャーナル

「ケイト・ブランシェットに完璧に属する映画。信じられないほどスタイリッシュ。ニューヨーク映画祭がロマンスの絶頂を迎えた」

■公開情報
『キャロル』
2016年2月11日(木・祝)全国公開
監督:トッド・ヘインズ
出演:ケイト・ブランシェット、ルーニ・マーラ
原作:パトリシア・ハイスミス
配給:ファントム・フィルム
(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:http://carol-movie.com/

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