名作ミステリを新たな装いで!ドン・ウィンズロウ『ストリート・キッズ』を皮切りに創元推理文庫の新装版が刊行スタート
東京創元社は文庫レーベル・創元推理文庫の名作ミステリを新装版(新カバー版)として続々刊行。第1弾となるドン・ウィンズロウ『ストリート・キッズ』(東江一紀訳)は、2026年8月12日に発売された。
創元推理文庫は1959年創刊の日本初のミステリ専門文庫。今回の新装版シリーズでは、洋の東西を問わず刊行されてきた名作の数々が、新たな装いで届けられる。
第1弾の『ストリート・キッズ』は、ドン・ウィンズロウのデビュー作にして、探偵ニール・ケアリーを主人公とするシリーズの第1作。行方不明の娘の捜索を依頼された元ストリート・キッドが、プロの探偵に叩きこまれた探偵術を駆使して事件に挑む物語である。主人公と師匠が「父さん」「坊主」と呼び合う関係性が印象的な作品として知られる。新装版の装画は原田俊二、装幀は鈴木久美が担当する。
ドン・ウィンズロウは1953年ニューヨーク生まれのアメリカの作家。1991年の『ストリート・キッズ』でデビューし、同作はアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞とアメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)賞それぞれの最優秀新人賞候補に選出され、日本ではマルタの鷹協会ファルコン賞を受賞した。以後、ニール・ケアリーを主人公とするシリーズとして『仏陀の鏡への道』『高く孤独な道を行け』『ウォータースライドをのぼれ』『砂漠で溺れるわけにはいかない』を発表。他の著作に『ボビーZの気怠く優雅な人生』『犬の力』『ファイナル・スコア』などがある。訳者の東江一紀は1951年生まれ。フィリップ・カー『砕かれた夜』、ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』、マイケル・ルイス『世紀の空売り』など訳書多数。2014年に逝去した。
9月以降の刊行予定は、9月に相沢沙呼『卯月の雪のレター・レター』、10月に飛鳥部勝則『殉教カテリナ車輪』および泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』、11月に道尾秀介『シャドウ』、12月に若竹七海『ぼくのミステリな日常』が並ぶ。『亜愛一郎の狼狽』については、シリーズ続刊も新装版として刊行される予定である。
■書誌情報
『ストリート・キッズ【新装版】』
著者:ドン・ウィンズロウ
訳者:東江一紀
価格:1,870円(税込)
発売日:2026年8月12日
出版社:東京創元社(創元推理文庫)