『ようこそ実力至上主義の教室へ』卒業に向かってクラス同士の争いが激化! 注目作続々のラノベランキング

 Rakutenブックスのライトノベル週間ランキング(2026年6月8日~14日)は、十夜『悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!? 10』(SQEXノベル)が1位。アラサーの喪女だった主人公が乙女ゲームの悪役令嬢ルチアーナに転生し、断罪イベントを避けようとしておとなしくしていたにも関わらず、攻略対象に寄ってこられるというシチュエーションから始まったシリーズの最新巻。聖夜祭を舞台にルチアーナを狙う男性たちが繰り広げる恋の騒動を楽しめる。


 2位は、衣笠省梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編4』(MF文庫J)。放送中のTVアニメで2年生編が描かれる一方で、原作小説はすでに3年生編が進行中。各学年で実施されてきた無人島サバイバルゲーム試験が終わって、次に始まったトークン収集特別試験で主人公の綾小路清隆の実力者ぶりがますます冴える。卒業というゴールに向かって激しさを増すクラス同士の戦いを、手に汗握って追うしかない。そんなシリーズだ。

 3位は、12月12日ごろに発売予定の大森藤ノ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか22 小冊子付き特装版』(GA文庫)が早くもランクイン。主人公のベル・クラネルが憧れる剣姫ことアイズ・ヴァレンシュタインが、【ロキ・ファミリア】の仲間たちとダンジョンの60階層に取り残されてしまったのを、ベルを含むオラリオの冒険者たちが総出で救出に向かって繰り広げた大激闘から続く最新巻。団長のフィン・ディムナが【ロキ・ファミリア】にベルを迎えると言った前巻のラストから、どのような騒動が繰り広げられることになるのか。世界の命運がかかった黒竜討伐がいよいよ始まるのか。想像するだけでワクワクしてくる。

 「ダンまち」シリーズは、8位に2027年1月15日発売予定の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア17 小冊子付き特装版』(GA文庫)も登場。本編の第22巻で繰り広げられたベルたちの戦いを、ロキ・ファミリアの側から描いた外伝シリーズの第16巻から続く最新巻で、自分を助けてくれたベルに対するアイズや、同じ【ロキ・ファミリア】に所属するレフィーア・ウィリディスの心情が描かれそう。

 もう1冊、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeアミッド』が2027年2月12日ごろの発売を前に20位にランクイン。特定のキャラクターにスポットを当てたスピンオフ・シリーズの最新巻。【ディアンケヒト・ファミリア】の団長でヒーラーとして元【フレイヤ・ファミリア】のヘイズ・ベルベットと並ぶ力を持つアミッド・テアサナーレを主人公に、【戦場の聖女(デア・セイント)】の二つ名を持つ彼女の過去や心情が明らかにされそう。ずいぶんと先の発売でもシリーズの新刊がそろってランキングに顔を出すほどの人気ぶりに、累計2000万部を達成した「ダンまち」の吸引力を感じ取れる。

 4位は、山下清悟監督のNetflix映画を桐山なるとがノベライズした『超かぐや姫!』(ファミ通文庫)。2月20日からスタートした劇場での上映が、1週間限定という当初の予定を超えて続映となった映画も、6月18日で一応の上映を終了。名残を惜しむファンで上映当初のように満席となる劇場が続出しており、2026年のアニメ界におけるトップ級の“事件”として記録に残ることは確実だ。ノベライズもライトノベルでありながらオリコンの上半期の文庫ランキングに入る売れ行きを見せている。9月9日のパッケージ発売に向けてまだしばらく上位に顔を出し続けそうだ。

 5位は、上遠野浩平『ブギーポップ・クルシファイ リミットグレイの妖精逆説』(電撃文庫)。最初の『ブギーポップは笑わない』が発売されて28年が経つシリーズだが、新刊が登場すれば確実にランキングに顔を出すのは、世代を問わず引き付けるものがあるからだろう。6位は、三上延による人気シリーズ最新刊『ビブリア古書堂の事件手帖V ~扉子と謎めく夏~』(メディアワークス文庫)。シリーズは『ぼっち・ざ・ろっく!』のCloverWorksが『小市民シリーズ』の神戸守監督で2027年にアニメ化することが決まっており、人気は先まで続きそう。


 7位は、雨森たきび『負けヒロインが多すぎる9』(ガガガ文庫)。TVアニメが大評判となり舞台となった豊橋市を訪ねるファンが続出したシリーズの最新巻。生徒会に所属する桜井弘人と関係を深めたい水島小春の思惑に巻き込まれ、八奈見杏菜と温水和彦、そして桜井の従姉妹の放虎原ひばりも交えた5人で旅行に行くことになる。目的地が飛騨の温泉地となると、八奈見が食べるのは飛騨牛か五平餅か高山ラーメンか。それより気になる登場キャラたちの関係の深化に、7月17日ごろの発売前から関心が高まる。

 9位は、川原礫による『ソードアート・オンライン マテリアル1 シュガーリィ・デイズ』(電撃文庫)。世界的な人気シリーズ『ソードアート・オンライン』の最初期に描かれた「アインクラッド編」で、75層攻略時に主人公のキリトとヒロインのアスナが結婚した際のエピソードが改めて細部まで描かれる。8月7日発売予定。タイトルどおりに甘々な描写が繰り出されて読む人の心をベタベタにしそう。10位は同じ「SAO」シリーズの本編最新巻で、キリトが《ユナイタル・リング》第二階層の攻略へ赴く『ソードアート・オンライン29 ユナイタル・リングVIII』(電撃文庫)が入った。


 注目は23位に入った安里アサトによる新シリーズ『ヤエブキ機関 千万丈塔踏破録1』(電撃文庫)。知性を持った兵器に追いつめられた人類の苛烈な戦いを描いた『86-エイティシックス-』とは雰囲気をガラリと変え、七堕と呼ばれる悪竜の侵攻で滅びかけている世界を守るため、七堕を呼び出そうとしているテロ組織と戦うヤエブキ機関に所属する双子の術士、天茜と碧燈と衛士の祭花の活躍を描く。和風の世界観をもった舞台で霊術が飛び交う和式サイバーパンクだ。

※参考:Rakutenブックス「ライトノベル 週間ランキング」

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