『このホラーがすごい!2026』第1位は『ポルターガイストの囚人』 異例の2作連続1位で5冠達成
上條一輝の『ポルターガイストの囚人』(東京創元社)が、『このホラーがすごい! 2026年版』(宝島社)の国内編で第1位を獲得した。デビュー作『深淵のテレパス』に続き、2作連続での1位獲得となる。
【写真】昨年度の『このホラーがすごい!』第1位『深淵のテレパス』
本作は、第1回創元ホラー長編賞とベストホラー2024国内部門第1位、『このホラーがすごい! 2025年版』第1位を獲得した『深淵のテレパス』から続く〈あしや超常現象調査〉シリーズの第2弾。ベストホラー2025国内部門でも1位を獲得しており、累計5冠を達成した。
物語は、「あしや超常現象調査」の芦屋晴子と越野草太が、古い一軒家でポルターガイストに悩まされる人物の依頼を受けるところから始まる。世界で起こったポルターガイスト現象から法則性を導き出し、独自の対策を編み出して超常現象に立ち向かう二人。やがて現象は収束したかと思われた矢先に、依頼人が失踪してしまう。さらに晴子と越野の周囲までもが奇怪な現象に蝕まれ始める。
あわせて、2026年秋にはシリーズ新作にして完結編の刊行が予定されている。ホテルのチャペル内で、「あしや超常現象調査」に懐疑的であったライターが死体となって発見される。現場の状況から、手を下せる人間は芦屋晴子しか存在しないが、彼女は絶対に殺していない。容疑を晴らすためには、人ならざるものによる犯行を立証しなくてはならないーーという展開が予告されている。
著者の上條一輝は1992年長野県生まれ、早稲田大学卒。webメディア〈オモコロ〉にて加味條名義でライターとしても活動している。『深淵のテレパス』(応募時タイトル「パラ・サイコ」)で創元ホラー長編賞を受賞しデビューした。
■書誌情報
『ポルターガイストの囚人』
著者:上條一輝
価格:1,870円(税込)
発売日:2025年6月27日
出版社:東京創元社