『ばけばけ』で話題の小泉八雲、その人物像に迫る評伝が登場
平川祐弘*による評伝『小泉八雲』(河出書房新社)が1月27日(火)に発売された。(*「祐」は「示+右」の正字)
小泉八雲の代表作「耳なし芳一の話」「雪女」などを収録したロングセラー『怪談・骨董』は1月16日に重版出来、累計8刷となった。八雲のエッセイ・評論15編を収めた『心』、来日前の小説集『チータ・ユーマ』も河出文庫から発売中。没後120年以上経つ今も人々を魅了し、注目を集める小泉八雲=ラフカディオ・ハーン。NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の副読本としても、活用できる記念碑的評伝だ。
小泉八雲は、1850年にギリシャのレフカダ島に生まれたイギリス人の作家・英文学者。日本の風俗・文化を西洋に紹介したことで知られる人物である。父はアイルランド人の軍医、母はギリシャ人。19歳で単身渡米し、ジャーナリストとして活躍。1890年、ハーパー社の通信員として来日し、91年に日本人の小泉セツと結婚、96年帰化して「小泉八雲」と名乗る。島根県松江中学校、第五高等学校、東京帝大などで英文学を講じながら、欧米に日本を紹介する著書を数多く刊行した。代表作に『怪談(Kwaidan)』『心(Kokoro)』『日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』などがある。八雲の作品は、異国の文化をただ観察するにとどまらず、深い理解と共感をもって描かれており、西洋読者に対して日本文化の豊かさと精神性を伝える役割を果たした。1904年、東京にて54歳で死去。現在も、日本と西洋の架け橋となった作家として高く評価されている。
『怪談・骨董』は、「耳なし芳一の話」「雪女」など、日本に伝わる伝説や怪談を文学として再話した傑作群を収める、小泉八雲の二大作品集『怪談』『骨董』を、ハーン研究の第一人者・平川祐弘が個人完訳。エッセイ『心』は、明治日本に永住し、日本の文化を世界へ発信したラフカディオ・ハーン=小泉八雲の「停車場にて」「ある保守主義者」他、珠玉のエッセイ・評論15編を収めた代表作。
■新刊書誌情報
『小泉八雲』
著者:平川祐弘
価格:1,540円(税込)
発売日:2026年1月27日
出版社:河出書房新社
■既刊書誌情報
『怪談・骨董』
著者:小泉八雲/訳者:平川祐弘
価格:990円(税込)
発売日:2024年2月6日
出版社:河出書房新社
『心』
著者:小泉八雲/訳者:平川祐弘
価格:1,100円(税込)
発売日:2024年5月8日
出版社:河出書房新社
『雪の怪談・冬の怪』
著者:小泉八雲/柳田国男/田中貢太郎ほか
価格:891円(税込)
発売日:2025年9月24日
出版社:河出書房新社
『チータ・ユーマ』
著者:小泉八雲/訳者:平川祐弘
価格:1,100円(税込)
発売日:2025年12月8日
出版社:河出書房新社
『小泉八雲と「怪談」の世界がわかる本』
著者:歴史の謎を探る会編
価格:902円(税込)
発売日:2025年8月18日
出版社:河出書房新社