當真あみが明かす、常にポジティブな気持ちでいられるワケ 沖縄出身の母親から受け継いだ「なんくるないさ」の精神
7月期に放送された連続ドラマ『ちはやふる -めぐり-』(日本テレビ)で主演を務めた俳優・當真あみ。現在公開中の主演作『ストロベリームーン 余命半年の恋』のほか、世界的ヒット作『BUTTER』で知られる小説家・柚木麻子のデビュー作を実写化した映画『終点のあの子』に主演することが発表されており、今もっとも注目を集める若手俳優の一人である。
そんな彼女が、月刊誌『日経エンタテインメント!』(日経BP)で高校2年生だった2023年8月号から高校卒業後の2025年4月号までインタビュー形式で連載していたエッセイをまとめた書籍『日々謳歌』を、9月13日に発売した。
本書には、『大河ドラマ どうする家康』や『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』といった出演作の撮影エピソードから、沖縄から上京し、芸能活動を続けるなかでの心境の変化や日々の気づきまで、等身大の想いが綴られている一冊だ。今回のインタビューでは、連載の裏側や書籍に込めた想いについて語ってもらった。
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友人からは「思ったよりもしゃべるね!」と言われたこともあって(笑)
ーー本書は『日経エンタテインメント!』の連載をまとめたものです。どのような取材形式で記事にしていたのですか。映画やドラマのインタビューとは異なるものだと思います。
當真あみ(以下、當真):そうですね。インタビュアーの方と月に1回のペースで2年以上お話しさせていただきました。家族や友人と「今日はこんなことがあって……」と話すような感覚で、リラックスしてお話しすることができました(笑)。
私は話すことはとても好きなのですが、初対面の方だと「何を話せばいいんだろう……」と緊張してしまうことがあって(笑)。でも、気心知れた友人や家族といるときは、些細なことでもたくさん喋ります。友人からは出会ったばかりの頃に「思ったよりもしゃべるね!」と言われたこともあって(笑)。連載では、出演作品だけに限らず、その時に考えていたことなど、“自分のまま”でお話しすることができました。
當真:ファンの方々とのイベントでは、皆さんが話すことを事前に考えてくださっていることが伝わってきて嬉しくなります。イベントに慣れていない頃は、緊張が強くて、たどたどしいところがたくさんあったと思いますが、今では緊張せずにできています。イベントでは、作品についての感想や質問をしてくださることが多いですが、やっぱり私にとってもそれが一番嬉しいです。
母親譲りの「なんくるないさ」の精神
ーー當真さんが日々謳歌するために大切にしていることはなんでしょうか?
當真:常に気持ちは明るく、前向きでいられたらなと思っています。もともと気分が沈むことがほとんどなくて。明るく前向きな気持ちでいれば、色んなことに目を向けられるし、プラスの方向に進められると思っているので、ずっとこの気持ちのままでいられたらなと思っています。
ーー本書を読んでいても、常にポジティブな気持ちでいることを感じました。それはさまざまな現場を乗り越えた経験からなのでしょうか?
當真:たぶん、もともと持っている性質だと思います。普段から不安を感じることがなくて、なんというか…「とにかくやってみよう」「ダメならその時考えよう!」くらいの気持ちでいるんです(笑)。
沖縄の方言に「なんくるないさ」という「なんとかなる」を意味する言葉があるのですが、私はその言葉がすごく好きなんです。その言葉のように、私にも楽観的な部分があると思います。
當真:そうですね。母親が沖縄出身なのですが、とても明るい人なんです。ポジティブで前向きでいて、常に笑顔でいるような人。私の性格は母親と似ているので、そんな部分で私も沖縄の人の血をひいているんだろうなと思います。
ーー本書には、家族についての章もあります。
當真:そうですね。この仕事を始めてから、家族はずっと変わらず応援してくれていて、私に何かあったときは、いつも一番の味方でいてくれる存在です。私の活動もいろいろと見守ってくれていますし、ふとした時に電話をして話すことがあります。家族と話す時間は、私にとってリフレッシュのひとつになっています。書籍化する際に家族についてのお話を加えたのは、この本を一番届けたい相手が家族だから、という想いがあったからです。
「“當真あみ’という人間を知るための資料のような本」
ーー當真さんは質問の回答がとても早いですよね。コミュニーケーションにおいて、頭の回転が早いことが伝わります。
當真:いえいえ、そんなことないです(笑)。普段から友達と話すときでも、相手が言葉にひっかからないように考えながら話しているところがあって。無意識にですが、言葉を選んで話すことが多いんです。対面で話す言葉と、文字として読む言葉では印象がまったく違うので、どうすれば“読んだときにも伝わる言葉”になるか、よく考えています。自分の発した言葉が文章になることを意識して、話す内容や言い回しを整えるようにしていたと思います。
ーー近年では主演作が増えていて、撮影現場でも中心になることが多いと思います。共演者やスタッフの方とのコミュニケーションで意識していることはありますか?
當真:できるだけ俳優さんやスタッフさんとコミュニケーションをとるようにしています。それはもちろん良い雰囲気を作るためにも大切なことですが、お芝居のためでもあるんです。たとえば『ちはやふる』の現場では、同世代のキャストが多く、かるた部の同級生としての部員同士の距離感や仲の良さを表現できるかが大切でした。お芝居で空気感を表すためには、普段からキャストの皆さんと会話をしているだけでも、緊張の度合いや空気の柔らかさがまったく変わってくるんですよね。
『ちはやふる』の現場は、キャストもスタッフさんも本当に素敵な方ばかりだったので、意識せずとも自然と会話が生まれていました(笑)。気づけば、私が皆さんに引っ張ってもらっていたように思います。
ーー本書を手に取る方へメッセージをお願いします。
當真:自分では「あまり変わっていない」と思っていたのですが、あらためて一冊を通して読むと、意外と心の動きや考えの変化があったことに気づきました。「當真あみ」という人間を知るための資料のような本になっていると思うので、ぜひ手に取って読んでいただけたら嬉しいです。
■書誌情報
『日々謳歌』
著者:當真あみ
発売日:2025年9月13日
出版社:日経BP
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