なすなかにし、自身考案のカードゲーム『「あ」のかるた』をファンとプレイ「人によって表現が異なるので面白い」

 人気お笑いコンビ・なすなかにしが9月7日(日)、中西茂樹考案のカードゲーム『「あ」のかるた』(双葉社)の発売記念イベントをJELLY JELLY CAFE 新宿南口店で開催。イベント前には記者会見も行われた。


 このカードゲームは、中西が親族との新年会で遊ぶために考案したものがベースとなっており、今回双葉社とJELLY JELLY GAMESの協力により製品化。特徴は「直感で盛り上がる!誰でもすぐ遊べる簡単ルール」「お題はすべて『あ』」「イラストは人気アーティスト・TANSANが担当」「1回15分で遊べる」「声・表情・観察力を使うので年齢を問わず楽しめる」といった点だ。

 中西は開発の経緯について「親族の新年会で遊ぶために作ったかるたが始まりです。子どもも多くて、みんなで楽しめるように開発しました。今回、双葉社さんとJELLY JELLY GAMESさんの協力で商品化することになり、親も大変喜んでいます」と語った。さらに「6歳の長男も大笑いして遊んでくれて、子どもたちにも楽しんでもらえるゲームだと確信しました」と自信をのぞかせた。

 完成品については「パッケージやデザインも可愛らしくて豪華。箱を立てればインテリアにもなる。うちの嫁は中身をプレイせずに飾っていた(笑)」と絶賛。一方、相方の那須晃行は「僕の妻は中西家にハマっていないので、遊んだことはない」とコメントし、中西が「中西一族は那須君の離婚を推奨してますね」と返して笑いを誘った。


 遊び方について中西は「“何て読むのか分からない『あ』”が色々あり、人によって表現が異なるので面白い」と説明。「『あ』が売れたら『い』のかるたに。最終的に50音全部を狙いたい」と今後の展開も語った。また「役者さんの表現力トレーニングや、小学校での教材としても使ってほしい。お年寄りの脳トレにも最適」と幅広い楽しみ方を提案した。

 芸人仲間とのプレイ経験については「マシンガンズさんに遊んでもらって、すごく好評でした。『良いゲームじゃん』って首がとれるほど頷いてました」と語る一方、「清掃員としても働いている滝沢さんが“ゴミかるた”を考えているようなので阻止したい」と冗談交じりに語った。

 那須は「相方は子どものころからゲームを思いつくのが得意。僕には思いつかない」と相方を称賛。中西は「オリジナルゲームは100個ほど考えています。次は『い』のトランプに期待してほしい」とストックの豊富さを明かした。売上目標については「実家を増築できるくらい」と笑顔でコメント。製品化にあたり「幅広い世代が分かりやすく楽しめるよう“読みやすい『あ』”を増やした」と工夫も明かした。

 最後に、松竹の先輩・森脇健児について問われると「遊ぶ予定も一緒に走る予定もない」と断言し、会見は終了。

 会見後はファンと一緒に『「あ」のかるた』をプレイ。緊張しつつも盛り上がり、1戦目は中西、2戦目は同点からジャンケンで那須が勝利。開発者コンビらしい熱戦で幕を閉じた。

■商品情報
『「あ」のかるた』
著者:中西茂樹
価格:2,420円
発売日:2025年8月29日
出版社:双葉社

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