別冊太陽『世界の呪術と民間信仰』いよいよ刊行 国立民族学博物館とコラボし、めくるめく呪術の世界へ
別冊太陽『世界の呪術と民間信仰』(平凡社)が8月27日に発売された。
本書では国立民族学博物館が所蔵する34万点以上の標本資料の中から「呪術」と「民間信仰」にかかわるモノ(呪物)を、専門の文化人類学者が紹介。
それぞれの執筆者は、世界の隅々まで旅して調査する生粋のフィールドワーカー。貴重な調査写真も掲載しながら、単なるモノの紹介にとどまらない、モノと人との関係性の中で立ち上がる呪的世界を浮き彫りにしていく。
紹介される地域は、オセアニアからはじまり、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、そして日本。地域を横断する文化を紹介する「通文化コラム」では、貨幣から呪術にまで使われるタカラガイや、呪具としての楽器、世界各地で今も信じられている「まじない」についてを紹介される。
現代に生きる魔女や、本を使った占い、日本列島における鳥と呪術の関係、呪いと薬など、さまざまな視点から呪術について迫る読み物も掲載される。
■書誌情報
『世界の呪術と民間信仰──国立民族学博物館コレクション』
シリーズ:別冊太陽 日本のこころ
監修:島村一平
価格:2,750円(税込)
発売日:2025年8月27日
出版社:平凡社