「神社×昼酒」の楽しみ方とは? 酒場ライター・パリッコ『ごりやく酒 神社で一拝、酒場で一杯』

 酒場ライター・パリッコによる新刊『ごりやく酒 神社で一拝、酒場で一杯』(亜紀書房)が、2025年6月20日に発売された。

 著者のパリッコは、1978年東京生まれの酒場ライター。ゼロ年代後半から酒と酒場にまつわる執筆活動をスタート。『酒場っ子』『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』(スタンド・ブックス)、『つつまし酒』『酒・つまみ日和』(光文社)、『パリッコの都酒伝説ファイル』(双葉社)、『缶チューハイとベビーカー』(太田出版)ほか著書多数。共著に『赤羽以外の「色んな街」を歩いてみた』(扶桑社)、『ラズウェル細木の酔いどれ自伝』(平凡社)などがある。

 本書は、神社に参拝し、街を歩き、気の向くままに酒場へ吸い寄せられていく、ありそうでなかった「神社×昼酒」の街飲み紀行。

 著者の“ごりやく酒”スタイルとは、鳥居の前で頭を下げ、二拝二拍手一拝の作法で神様と向き合い、透明な空気を深く吸い込んだのち、ふらりと立ち寄った酒場で一杯やるというもの。まさに「お天道様の下で一拝、酒場で一杯」を地で行く1冊となっている。

 取り上げられる神社と酒場の組み合わせは、東京・東伏見の「東伏見稲荷神社」と屋台のレモンサワーに始まり、飯田橋の「東京大神宮」と餃子、秋葉原の「柳森神社」と豚キムチ、さらには新宿、池袋、阿佐ヶ谷、赤羽、虎ノ門、中野、そして京都・松尾大社や三重・伊勢神宮にまで及ぶ。ご祭神に導かれるように現れる各地の店でいただく酒と料理に、神社を巡る道中の風景や空気が折り重なり、旅情と酔いが静かに溶けあっていく。

 また、漫画家・清野とおるとの神社飲み企画や、神社の物語と酒をめぐる2本のコラムも収録される。

■書誌情報
『ごりやく酒 神社で一拝、酒場で一杯』
著者:パリッコ
価格:1,980円(税込)
発売日:6月20日
出版社:亜紀書房

 

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