長嶋茂雄氏追悼特集号の『Number』6月26日緊急刊行決定 創刊45年の歴史から記事を厳選
長嶋茂雄氏追悼特集号『NumberPLUS 長嶋茂雄(仮)』(文藝春秋)が、6月26日に発売される。
本誌は、長嶋茂雄氏のこれまでの功績を称える内容となっており、創刊45年を迎えたスポーツ総合誌『Sports Graphic Number』に掲載された数々の名記事から、厳選されたコンテンツを収録する予定である。
長嶋氏は、2025年6月3日午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で逝去。享年89。プロ野球界の象徴として「ミスタープロ野球」と称され、選手・監督として日本スポーツ史に偉大な足跡を残してきた。
1980年の『Number』創刊時より長嶋氏はたびたび誌面に登場し、『Number10』(1980年8月20日発売)で初めて表紙を飾って以降、数多くの号でフィーチャーされてきた。誌面におけるその存在感は、同誌がスポーツを芸術として捉える姿勢と重なり、読者に強い印象を与え続けてきた。
特集号では、過去に掲載された代表的な表紙号──『Number 緊急増刊 November 1980』や『Number37』『Number128』『NumberPLUS August 1999』『Number828』など──を含むアーカイブから、その軌跡を丁寧に辿る構成となる見込みである。
『Sports Graphic Number』は、1980年の創刊以来、メジャーからマイナーまで幅広い競技を取り上げ、スポーツとアスリートの魅力を「美しく大胆なビジュアル」と「独自の切り口の文章」で伝える、日本唯一のスポーツ総合雑誌である。隔週木曜日発売。1999年より『Number Web』も展開しており、タイムリーかつ独自性あるスポーツコラムを発信している。
日本スポーツ界の象徴的存在である長嶋氏を偲び、その軌跡を誌面に刻む一冊として、本特集号はファンのみならず多くの読者にとって特別な一冊となるであろう。