サンマーメン、トーロンポー、カクテル……絶品の横浜グルメが登場する人気漫画4選
神奈川県の県庁所在地、横浜市。中華街や山下公園など、異国情緒あふれる街並みや、みなとみらいなど近代的な建物も多い。
今年は横浜DeNAベイスターズが日本一になり、盛り上がっているようだ。今回はそんな横浜の「食べ物の魅力」を漫画に出てきた絶品 グルメから紹介したい。
サンマーメン『ラーメン大好き小泉さん』
横浜発祥のラーメン、サンマーメン。『ラーメン大好き小泉さん』では、大澤悠が「サンマラーメン」と勘違いし、ラーメンにサンマを丸ごと入れるラーメンを作っていた。
サンマーメンは漫画内で小泉さんが説明したように、神奈川県のご当地ラーメン。ラーメンにもやしや豚肉などを炒めてとろみをつけたあんかけを載せたもので、中国・広東の料理がルーツと考えられている。
小泉さんによると「横浜駅西口の龍のつく店が外せない」とのこと。実際、横浜駅西口の中華料理店「中華一 龍王」が美味しいサンマーメンを出す店として、評判が高い。
横浜中華街のトーロンポー『美味しんぼ』
大人気料理漫画『美味しんぼ』では、山岡士郎と栗田ゆう子ら東西新聞社文化部のメンバーが中華街を訪れるシーンが描かれた。料理雑誌人気となった店が手抜きをしたトーロンポーを提供し、山岡が「本物」を作って見せるストーリーだった。
トーロンポーは皮付きの豚肉を一度茹でて余計な油を取り、醤油、鮭、砂糖で煮詰める料理だ。横浜中華街では複数店の店舗が提供し、人気メニューのひとつとなっている。
ヨコハマン・カクテル『クッキングパパ』
うえやまとち原作の漫画『クッキングパパ』で、妻の美代子と横浜旅行に出かけた木村達也。2人は大黒ふ頭や中華街を訪れるなど、横浜の名所を満喫する。
そんな2人が横浜のバーで味わったのが、甘くておしゃれな「ヨコハマン・カクテル」だった。ジン、ウオッカ、オレンジジュース、グレナデンシロップ、ペルノを入れ、氷をシェーカーに入れたカクテルだ。
ヨコハマン・カクテルは実在するもので、昭和初期に生まれたという説もあるが、詳細は不明。横浜駅周辺のバーなどで味わうことができる。
あんかけ肉まん(巨大小籠包)『コンビニお嬢さま』
松本明澄原作の漫画、『コンビニお嬢さま』。『月刊少年マガジン』とマガジンポケットに連載され、話題となった。
その第1回に登場したのが「あんかけ肉まん」。主人公の兎月翠里が冷めてしまったコンビニの肉まんをおいしく食べるために考案したもので、野菜にだし、しょうゆ、みりん、酒、片栗粉を入れてあんかけを作り、胡麻油を塗って七輪で炙った肉まんにかけて食べる。味わった兎月は「ぜいたくな巨大小籠包」と叫んでいた。
巨大小籠包は横浜中華街の「開華楼」で提供され、名物となっている。とくにフカヒレスープに小籠包を浸した「ふかひれあんかけ大籠包」は、高い人気を持つ。
今回紹介したもの以外にも、たくさんの「おいしい料理」がある横浜。一度訪れて、味わってみてはいかがだろう。