昭和30~50年代の「街角風景」を振り返る 『写真は語る 電車・バスが走る 昭和の街角風景』に注目

 講談社は、2024年9月20日に『写真は語る 電車・バスが走る 昭和の街角風景』を発売する。この書籍は、昭和30~50年代の日本の街角風景を26枚の写真を通じて振り返り、その時代の街並みや乗り物を紹介するものだ。

 高度経済成長期の象徴である新幹線やブルートレイン、東京オリンピックに伴う地下鉄やモノレールの普及など、街が大きく変わりつつあった昭和30年代から始まり、国民の生活スタイルが急激に変わった昭和40年代、そして昭和50年代のオイルショック以降、低成長期に入った時代までを3章構成で解説している。

 第1章では、昭和39年の新幹線試運転の様子や、ブルートレインの登場を中心に、時代の変化を捉える。第2章では、銀座から都電が姿を消すシーンや、大都市に広がるクルマ社会の様子を描く。第3章では、昭和54年の西武「赤電」など、昭和50年代の学生街の風景や、路面電車が姿を消す様子が紹介されている。

 昭和の風景をただ懐かしむだけでなく、写真の中に残された時代の痕跡をじっくりと観察することで、当時の社会や文化を深く知ることができる一冊だ。

【商品概要】
商品名:写真は語る 電車・バスが走る 昭和の街角風景
講談社ビーシー編
定価:本体2000円(税別)
発売日:2024年9月20日
判型/ページ:四六判/144ページ
ISBN:978-4-06-534530-6
発行:講談社ビーシー/講談社

関連記事