最終回間近!『呪術廻戦』五条悟の復活はある? 「振り子時計」に隠された意味深な数字の意味を考察

五条悟の復活はやはり絶望的?

  五条といえば、以前からファンのあいだでは不吉なフラグが囁かれていた。その根拠となっているのはTVアニメ『呪術廻戦』の第2クールOP映像で、青い目をした猫の片目だけが光っているカットや、五条の左目だけに白い光があたって色を失っているように見えるカットが描かれている。ここから六眼を喪失する、もしくは片目を失うという展開が予想されていたのだ。

  五条が死亡したことでこの説は忘れられかけていたが、もし今後の展開につながっているとしたらどうだろうか。つまり五条は奇跡の復活を遂げるものの、六眼を失い、「無下限呪術」を使えなくなる……。どちらにしても衝撃的な未来だ。

  とはいえ、五条が復活する可能性はやはり現状は絶望的だというべきだろう。前回の第268話にて、虎杖悠仁たち教え子に手紙を残していたことが判明し、すでに教師としての役割をまっとうしたことが示唆されている。また死に際に心残りだと語っていた伏黒恵の“父親”にまつわる伏線も、この手紙にて回収されていた。

  さらにあらためて今回の振り子時計について考えると、必ずしも五条と結びつく描写とは言い切れないように思える。というのもこの時計は、シン・陰流の秘術「簡易領域」の仕組みが明かされるシーンの背景として描かれたものだった。そこで冥冥たちは、シン・陰流の当主が門弟から寿命を吸い取る契約を続けてきたことを暴露している。

  だとすると時計の針は寿命、すなわち人生の残り時間のメタファーとして強調されていただけだった……とも解釈できるのではないだろうか。

  はたして多くのファンが熱望する五条の復活は実現するのか。残りのエピソードはますます見逃せないものとなりそうだ。

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