【ONE PIECE考察】ベガパンクの配信に漂う違和感…… いよいよ“ひとつなぎの大秘宝”争奪戦の開幕か?

「配信について、個人的に気になっていることがあるんです。それは、なぜベガパンクは配信に映像を使用したのか。たしかに映像で自分自身の姿を映せば、説得力はあります。しかし、受信の手間や準備時間など、重要事実を世界に伝えるにしては、デメリットが大きすぎる気がするんです。とにかくすべてを世界に伝えたいなら、音声でループ再生をしておく方が現実的だと思います。音声であれば、誰かしらがそれを聞いてくれるでしょう。現に10分間の準備時間の影響で、内容が伝わらない箇所もありました。映像にしなければならない理由があったのか、まだ彼の配信には先に繋がるトリックがあると感じます」

 世界に衝撃事実を伝える配信は、『ONE PIECE』の常識を根底から覆すような描写で締められていた。

 「ベガパンクの配信は、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”について口にするシーンで終わりました。そのラストでは、四皇を始めとする時代の傑物たちが描かれています。衝撃だったのは、ワンピースを海賊以外も狙う構図になってきたことですね。これまでは“海賊王”という言葉もあるように、ワンピースは海賊の誰かが手に入れる物だと思っていました。しかし海賊に手に入れさせたくない海軍を筆頭に、革命軍や天竜人まで、誰もが争奪戦に名乗りを上げそうですよね。そこにはドラゴンやコビー、ガーリング聖の姿もあり、一気に敵味方が乱れた戦いに突入しそうです。このベガパンクの配信で、物語はついに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)編」に入ったのではないでしょうか」

 ベガパンクの映像配信は、間違いなく世界に小さくない影響を与えた。ベガパンクの言葉によって、傑物たちが火花を散らす瞬間に想いを馳せながら、彼の思惑のすべてが明かされるときを心待ちにしたい。

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